「これがトップ営業マンの売り方だ!―商談の現場で見た、すぐに使える実践テクニック」戸田 覚
2013/06/24公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
■日曜日に営業関係の本を10冊読みました。
さすがに疲れました。
純粋な営業マン向けの本としては、
この本が一番良いと思いましたので、
ご紹介します。
インターネットの時代には
営業マンならではのサービスが
求められているのでしょう。
・情報が氾濫するなか、「買い手」はインターネットを利用して、最も安価な商品を手に入れることも簡単だ。まさに営業マン受難の時代といえよう。(p1)
■トップ営業マンだけあって、
それぞれプラスアルファの
魅力があります。
法人営業であれば、お客様の仕入れ計画を
いっしょに考える。
納品であれば、スピードを重視。
酒を売るだけでなく、店舗改装や経営の
アドバイスをしていたりします。
・二人は仕入れ計画を練っていた。M社のハム・ソー全体の計画である。当然、ライバル他社の製品も入っている(伊藤ハム 中村健一氏)(p17)
■単なる連絡窓口であれば、
営業はいらないという
ことなのでしょう。
あえてこの人と付き合うという
付加価値が必要なのだと思いました。
戸田さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・まずはスピードです。・・・手に入れば即日ですね。・・先生が「自分で調べたほうが早い」と思うようではMRの存在意義はなくなる(帝人 中崎陽子氏)(p28)
・普通の問屋では、一日に一便なのですが、これを二回にしたのです。さらに、私の場合は、私自身の便をつくりました・・朝九時にご注文いただいた分を私が直接配送してしまうのです(東京クラウン 飯田幸男氏)(p40)
・14時頃まで業務用酒販店回りをして、次に18時頃までは飲食店を回る。その後いったん会社に戻り、あとは19時頃から24時過ぎまでが"パトロール"の時間だ。「パトロールとは情報収集に歩き回る時間ですね。たとえば、あるお店にスゴイ行列ができていればすぐに並んでみます。・・・一杯飲んで顔をつなぐことも少なくありません。多いときは6~7軒回りますね(サッポロビール 小樋山規之氏)(p100)
・オフィスグリコのお菓子箱・・・引き出しの中には合計27個のお菓子が入っている。そしてお菓子を食べた人は、箱の上に設置されたカエルの貯金箱にお金を入れる・・・売上だが、一箱あたり一日二~三個平均だという。オフィスの稼働が週五日とすれば一か月で40~60個と算出できる。金額的には4000~5000円。たしかに箱を1500か所に置ければホドホドの利益を上げて回転できそうだ(p53)
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★★☆(85点)
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目次
第1部 取引先の「問題解決」がカギ!「法人向けセールス」編
食品を売る!―伊藤ハム(株)/中村健一氏
医薬品を売る!―帝人(株)/中崎陽子氏
文具を売る!―(株)東京クラウン/飯田幸男氏
お菓子を売る!―江崎グリコ(株)/川端弘太郎氏
本を売る!―(株)池田書店/市川真正氏
第2部 「信頼感」の獲得こそが命!「個人向けセールス」編
住宅を売る!―住友林業(株)/坂東伸一郎氏
中古車を買い取る!―(株)ガリバーインターナショナル/伊藤久美氏
保険を売る!―アクサ生命保険(株)/金沢佳之氏
高級車を売る!―(株)オートトレーディングルフトジャパン/菅家久史氏
衣料品を売る!―(株)高島屋/鈴木里織氏、深井久仁重氏
読んでいただきありがとうございました!
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