「今日の風、なに色?」辻井 いつ子

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今日の風、なに色?―全盲で生まれたわが子が「天才少年ピアニスト」と呼ばれるまで

【私の評価】★★☆☆☆(68点)


■盲目のピアニスト、辻井信行さんの
 2000年、12歳までの成長の記録です。


 辻井信行さんは、9年後の2009年、
 アメリカで開催されたヴァン・クライバーン
 国際ピアノコンクールにおいて
 日本人として初優勝しました。


 この本が出版されてから、
 ピアニストとして、
 いくつもの壁を乗り越えた
 ということなのでしょう。


・今、信行くんの年齢で、彼くらいのレベルで
 ピアノを弾ける人は、世界中で数千人ほどいるはずです・・・
 この小さなピアニストがこれから乗り越えなければならない
 壁はいくつもあります・・2000年7月(三枝成彰)(p3)


■子どもの頃から大好きな音楽の環境を
 与えられた辻井信行さんは幸せものです。


 親が押し付けるのではなく、
 あくまでも自分がやりたい
 曲を弾く。


 だから、音楽というものを
 純粋に美しいものとして
 感じながら、演奏できるのです。


・有名な作曲家の曲だとか、高度な曲だとか、
 そういう基準がありません。ただ自分の耳で聴いて
 きれいなのか否か。きれいだと思えた瞬間に、
 音楽が身体のなかにドクドクと
 流れ込んでくるようなのです(p150)


■子育て記録のような内容でした。


 信行くんの伝記として読みましょう。


 辻井さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「伸行君は演奏がうまいだけではなくて、音と心が美しい」
 ロシアのモスクワ音楽院教授、ワレリー・カステルスキー
 先生からはそんな言葉もいただきました(p25)


・グリーグの『風の精』は、僕は小さい頃から 
 風が大好きで、風が吹いてくるといつも立ち止まって、
 今日の風はどういう風かと想像するので、
 そんなことを考えながら弾きました(p26)


・私は伸ちゃんに対してはピアノの先生という意識を
 捨てました。それよりも、この才能を上手に引き出しながら、
 次の上のクラスの先生に引き渡すのが私の役割だと
 思うようになったんです(増山真佐子)(p145)


・「僕、眼が見えたらよかったな」
 ある日そんなことを言いだして
 私をドキッとさせたことがあります。
 ところがすぐに
 「でもいいや。僕はピアノが弾けるから。
 他の子より上手に弾けるんだから」
 と言って、一人でうなずいているのです(p193)


【私の評価】★★☆☆☆(68点)



■目次

第1章 音楽の天使が微笑んだ日
第2章 伸行誕生、運命の宣告
第3章 音楽の花が開きはじめた
第4章 人々の喝采が喜びに
第5章 演奏家へのステップ・バイ・ステップ


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