「生きざま 私と相撲、激闘四十年のすべて」貴乃花光司

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生きざま 私と相撲、激闘四十年のすべて

【私の評価】★★★★☆(84点)


■若貴が活躍したころの
 大相撲は毎日満員御礼。


 それは貴乃花という才能をもった
 タレントがいたからでしょう。


 当時の貴乃花の仏様のような表情は、
 ただひたすらに相撲だけを考えていたからだ
 ということがわかりました。


・土俵上では、欲は禁物だ。
 「勝ちたい」「倒したい」という
 我欲が出た瞬間、精神が濁り、負けを呼び込む(p78)


■そうした「すべては相撲のために」
 という思いは誤解を受けることも
 多かったようです。


 酒も飲まない、
 付き合いが悪い、
 八百長しない。


 時間のすべてを相撲に捧げる姿は、
 ある意味超人的なものを
 感じさせてくれます。


・宴席に呼ばれても酒は一切口にしなかった。
 すべては相撲のため。
 「相撲のためにならないことはしない
 という初心を貫いていただけだ。
 にもかかわらず、「偉そうになった」
 「変わった」と受け取られてしまう(p102)


■横綱という父の果たせなかった夢を
 実現する。


 そして今度は自分が横綱を育てる
 立場にいる。


 自分はこれから何ができるのか。


 そうした思いが伝わる一冊でした。


 貴乃花さん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「ライバルは自分です」としか
 答えられない自分がいた。
 カッコつけているわけではない。
 嘘偽りのない気持ちだった(p77)


・大相撲のいいところは、実力だけが物を言う世界だ
 というところだ。土俵の外ではどんなに
 理不尽なことをされても逆らえない兄弟子にも、
 土俵の中では上下関係など一切無視してぶつかっていける(p53)


・弱音を吐きたくなるとき、愚痴を言いたくなるときは
 四股を踏んだ。・・・「愚痴を言う暇があったら汗をかけ
 私が今、弟子たちに伝えている言葉だ。(p100)


真実は、その人間の生きざまに表れるのだ。
 いい加減な人間はいい加減な生き方しかできない。
 ズルい人間はそのズルさが刻み込まれていく。(p178)


・勝った負けたの世界ではあるけれど、そこでも
 「負けた相手がいるから、お前が強くなれたのだ」・・・
 そう思えば、負けた相手に対し、
 自然に敬意を払える力士になれる(p125)


・大相撲は日本の文化をそのままの姿で
 次世代へ伝えるという大事な役割を担っているのだ。
 ただ人気が出ればいいわけではない、
 ただ儲かればいいわけではない。(p84)


・父は五十五歳で亡くなった。
 その年まで、私に残されている時間はあと十五年。
 その間に一体、どれほどのことができるのか。(p220)


生きざま 私と相撲、激闘四十年のすべて
貴乃花光司
ポプラ社
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【私の評価】★★★★☆(84点)



■目次

第1章 父の引退、そして相撲を始める
第2章 相撲に生涯を捧げる決意
第3章 不撓不屈―雑草のように生きる
第4章 不惜身命―横綱という栄光の光と影
第5章 親方となる、そして父との別離
第6章 相撲への恩返し


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