「アフガン、たった一人の生還」マーカス・ラトレル、パトリック・ロビンソン
2012/11/30公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
■「なんでこんな本を買ったのかな・・」
と思いながら読んでいたら、
サンデル教授の白熱教室の
テーマとなったお話でした。
つまり、
アフガニスタンで作戦中にヤギ飼いに出会った。
武器は持っていない。
しかし、解放すれば米兵の存在を敵に通報する可能性がある。
選択肢は、ヤギ飼いを殺すか解放するか。
現実には、
マーカスは4人との話し合いで、
ヤギ飼いを解放したのです。
■その結果、マーカスを含めて
4人の米兵はタリバンに包囲され、
マーカス以外は殺されました。
マーカスは瀕死の重傷を負い、
現地のパシュトューン族に助けられます。
米軍とアルカイーダとタリバンと
パシュトューン族。
アフガニスタンの地方は、
部族が支配しているというのが、
実感できました。
・罪なき人々が死ななくてはならなくなったりするような戦争に
巻き込まれたくなかったら、最初からそんなものには近づかない
ほうがいい。なぜなら、それは起きるべくして起きるからだ。
死に値しない人々を殺すという、ひどい不正義。
それこそが戦争なのだ。(p365)
■前半は、特殊部隊シールズの訓練の様子。
後半は、アフガニスタンでの戦闘の様子。
軍事映画としては、
悪くないかもしれません。
マーカスさん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・シールはもうおわかりのように、チームで、チームのみ、戦う。
各隊員は正しく戦闘を行うために、完全に他の隊員たちに依存する。
・・・おれたちは本能的に常に仲間の後方掩護を行い、
掩護射撃をし、仲間との隙間を埋めるか、
もしくは仲間の動きを容易にする動きをとる(p321)
亜紀書房
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
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