「今の働き方が「しんどい」と思ったときの がんばらない技術」西多 昌規
2012/10/27公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
まじめな日本人に、気軽にいこう!とおすすめする一冊です。まず、簡単なところは、 仕事の進め方でしょうか。上司から仕事を頼まれたら、完成する前にちょっと相談してみるのです。
・8割程度の完成度で「えいやっ」と判断し、行動してみるのです・・・「まだ途中ですがアドバイスいただけますか?」(p22)
そこから一歩進むと、「8割で自分を認めてあげる」ということ。この世の中に完璧はありません。8割できれば御の字です。8割できれば、自分を褒めてあげてもいいのではないでしょうか。
・ゼロリスク探究症候群・・・・「危険性が0%ではないと受け入れられない」という極論になってしまいます(p190)
世の中は不完全が当たりまえ。そこから、より良くしていくのが、楽しいのではないでしょうか。まずは動いてみる。そしてどんどん良くなっていく。楽しいですね。
西多さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・失敗を恐れてしまうから失敗してしまう(p36)
・「つまらない本でも、最後まで読み終えないと気が済まない」・・自分にとって役に立たない本を読み切るのは時間の浪費です(p196)
・自分を受け入れたあとに、今度は「不完全」を受容できるかどうか(p89)
・「ダメもとでいい」「うまくいかないときもあるさ」くらいの開き直りが、余力を生む・・(p120)
・仕事で悩んだら職場以外の人に思いを「さらす」(p183)
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
第1章 なぜ「がんばらない」のに成果が出せるのか --「知る・理解する」技術--
第2章 完全主義を手ばなし「100%」を再設定する --「変わる」技術--
第3章 「マイナス2割」で120%の成果を出す8割思考の仕事術 --「実行する」技術--
第4章 すべてを求めないからうまくいくがんばらないコミュニケーション --「人間関係」の技術--
第5章 がんばらないをがんばる自分とのつきあい方 --「継続する」技術--
第6章 身近なところから始めるがんばらない日常生活 --「すぐ始める」技術--
著者経歴
西多 昌規(にしだ まさき)・・・精神科医・医学博士。自治医科大学精神医学教室・講師。1970 年、石川県生まれ。東京医科歯科大学卒業。国立精神・神経医療研究センター病院、ハーバード・メディカル・スクール研究員を経て、現職。日本精神神経学会専門医、睡眠医療認定医など、資格多数。企業の精神科産業医。
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