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【書評】「幸せになる法則を発見した人 丸山敏雄伝」丸山 敏秋

2012/10/09公開 更新
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幸せになる法則を発見した人 丸山敏雄伝


【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー


万人幸福の栞とは

この本は、「万人幸福の栞」17カ条を残した丸山敏雄先生の没後50年記念誌です。


丸山先生は倫理運動の創始者として知られ、戦前から戦後にかけて、生活の中にある「幸せの法則」を体系化し、朝の勉強会を通じてその考え方を普及することに生涯を捧げました。


「万人幸福の栞」は一見シンプルですが、その内容は現代の「成功法則」と比較しても、時代を超えた普遍性を持っていると感じます。


朝に勉強会を開催しているのは「朝起きは、すべての基本」だからです。私も、早起きで一日一冊のメールマガジンを書けていますので、早起きがすべての出発点になるという考え方には、全面賛成です。


朝起きは、すべての基本(p10)

物はこれを生かす人に集まる

特に「11 物はこれを生かす人に集まる」「12 得るは捨つるにあり」「16 己を尊び人に及ぼす」は卓見だと思います。


「物はこれを生かす人に集まる」は、引き寄せの法則で、物を活かしきる人にその物が引き寄せるという原則なのです。「得るは捨つるにあり」は、欲しい欲しいではなく、まずは与えることで初めて物が集まってくるという、世の中の真理を説明しているのです。「己を尊び人に及ぼす」も、現代のまず自分が幸せにならなければ、相手を幸せにすることはできないという成功法則どおりの内容です。


明治から大正、昭和という激動の時代に、すでにこうした考え方を体系として確立していたことに驚かされます。理屈では説明しきれない「理外の理」までしっかり押さえている点が、この法則の奥深さだと感じました。


「言葉は現実化する」という丸山先生の考え方も、自己暗示やアファーメーションとして、現代の成功哲学にも通じる視点です。丸山先生はそれをずっと早い時代から提唱していたのです。


口から出た言葉は、現実化していく・・言葉を軽視してはいけない(p36)

丸山先生は読書家

丸山先生は読書家だったようです。「良書とは古人の生きた霊として尊敬すること」という言葉からも、本を単なる情報源としてではなく、著者の人生と向き合うものとして捉えていたことがうかがえます。


また、丸山先生は非常にまじめな人物だったようで、本書に収められた写真の中で笑顔のものはわずか2枚ほどでした。常に真剣に物事と向き合う姿勢が、写真からも伝わってきます。


丸山さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・日記をつけることは小学生以来の習慣だった。一度始めたことは、終始一貫してやり通す。(p150)


・学ぶべきことは、身の周りにいくらでもある。見渡せば、ありとあらゆるものが、何かを教えてくれる(p84)


幸せになる法則を発見した人 丸山敏雄伝
丸山 敏秋
近代出版社
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【私の評価】★★★☆☆(79点)


目次


第1章 生活の法則、幸せの法則
第2章 丸山敏雄人と生涯
第3章 法則発案者の思考・美学・感性
第4章 倫理運動の軌跡―敏雄が命がけで訴えたもの
第5章 苦難を喜んで生きる―究極のブレイクスルー思考



著者経歴


丸山敏秋(まるやま としあき)・・・1953年、東京都に生まれる。東京教育大学文学部哲学科卒業。東京高等針灸柔整専門学校卒業。1984年、筑波大学大学院哲学・思想研究科博士課程修了。文学博士。日本学術振興会奨励研究員、筑波大学非常勤講師等を歴任。19187年、社団法人倫理研究所入所。現在、倫理研究所理事長


倫理法人会関連書籍


「社長はいちばん下にいる 倒産寸前から「奇跡100日」を経て 辿り着いた経営者として本当に大切なこと」 高橋秀一
「丸山敏雄伝」倫理研究所
「幸せになる法則を発見した人 丸山敏雄伝」丸山 敏秋
倫理法人会「万人幸福の栞 17 カ条」に学ぶ


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