「超人気ワークライフバランスコンサルタントが教える キャリアも恋も手に入れる、あなたが輝く働き方」小室 淑恵
2012/08/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
要約と感想レビュー
ワーク・ライフバランスや女性も働ける社会を目指す小室さんの一冊です。小室さんは、資生堂の社内起業コンテストで優勝し、育児休業者の職場復帰を支援開始。そこから本格的に独立したところで、ワークライフバランスが流行して軌道にのったらしい。
・日本企業における本当の問題は、育児休業を堂々と取れないことだけではなく、介護やメンタル不全などの事情から労働時間が制約される人が評価されない風潮にあることに気づきました(p7)
確かに日本では、結婚により退職する女性が多く、会社も戦力として女性を見ていない傾向があると思います。専業主婦で仕事をしようとしても、大半は臨時員(パート)くらいしか仕事がないのです。もしこれらの主婦が本格的に稼ぐことができれば、日本のGDPは1.5倍くらいになるかもしれないのです。
・女性が、子どもを持って働き続けられる環境整備をしなければ・・・教育を活かして活躍することができない。そのために家計に不安があり、かえって子どもを持てなくなり、少子化が改善しない(p142)
経済の伸びがいまいちの日本ですが、その活性化のポイントが、女性の活用なのかもしれません。小室さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・忙しい時間の中にいつも身を置いていると、感謝の気持ちなどを持つ余裕がなくなり、人に対して無礼になっていることがわからなくなってしまう(p125)
・「すごい、おいしい。よくできてる!」と感動し、ほんの少し、「あと、もったいないからもうちょっとこうしたら?」・・・8割ほめて、2割付け足す。(P133)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
目次
第1章 「仕事」と「プライベート」がうまくいかないのはなぜ?
第2章 私はこうして、キャリアも恋も手に入れました
第3章 ワーク・ライフバランスのための小室流仕事術
第4章 信頼できるパートナーの見分け方、つきあい方
第5章 ワーク・ライフバランスが日本を救う
著者経歴
小室淑恵(こむろ よしえ)・・・1975年東京生まれ。1999年(株)資生堂に入社。奈良支社に配属後、2000年、入社2年目で社内のビジネスモデルコンテストで優勝。育児休業者の職場復帰支援事業を立ち上げる。同社退職後、2006年(株)ワーク・ライフバランスを設立。育児休業者、介護休業者、うつ病などによる休業者の職場復帰をサポートする仕組み「armo(アルモ)」を開発し、約200社で導入されている。講演、執筆活動のほか、内閣府の専門調査会や研究委員会の委員も務める
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