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「東大の先生がハーバードで実践した人を動かす技術」西内啓

2012/07/08公開 更新
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東大の先生がハーバードで実践した人を動かす技術


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

■東京大学→ハーバード大学という
 著者が教える組織内での
 コミュニケーションの技術です。


 大学でも会社でも
 組織の意思決定は
 文書と会議で行われます。


 したがって、基本として
 決定権を持った人が、
 どのような型を好むのか理解
し、
 それに合わせることが必要です。


・相手によってはアドリブ感あふれた形での話を好むかもしれませんし、最初から最後まで一語一句よく準備された形での話を好む人もいる(p238)


■まず、文書は、
 わかりやすいことが 
 求められます。


 そのためには文書の構造を意識しつつ、
 読む人の疑問に十分答えられる
 中身とする。


 ある意味、仮想の相手と
 対話しながら作りあげるのです。


・適切な「ツッコミ」が読みやすい文章を作る(p169)


■会議では、
 いろいろな人がいますので、
 会議の目的を共有することが大事です。


 それでも、会議は踊りますので、
 そのような人の思いも理解しつつ、
 正しい方向へ導かなくてはならない。


 そうした理解してあげられるだけの
 幅の広さが求められるのでしょう。


・失敗を恐れるがためにネガティブなことばかり言って何もチャンレンジしないどころか他人の足も引っ張ろうとする人・・・自分自身の中にも、彼らと同じような心の弱さがある(p93)


■最終的は、
 組織のコミュニケーションは
 相手のある話ですので、
 相手を理解してあげることが必要なのでしょう。
 ハーバードでも同じなんですね。


 西内さん、良い本を
 ありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・「俺は長年自分のいいかげんさで失敗してきたから、お前らは今から気をつけておいたほうがいいぞ」・・「上辺だけの言葉」では伝わらない(p89)


・相手が好んで読む書籍や雑誌、好んで見るテレビ番組などを分析して、極力それに含まれたカタチを真似て、相手にとって慣れ親しみやすいものを作り上げるよう、心がける(p122)


書き続ければ「文体」が生まれる・・・必ず毎日書くこと(p191)


・よい論文を書こうと思えば、一本の論文の中で使う図表を3~4個程度に絞れないか考えるべきだ(p210)


・見本となる人を探す・・・例えば元NHKの池上彰さんはいかがでしょうか(p243)


・会議の意味・・・情報や理解の共有・・・ブレインストーミング・・・意思決定のプロセス・・(p259)


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★★☆☆(78点)



目次

1章 コミュニケーションで魔法をかけるために―言葉で相手の行動を変える
2章 言いたいことは明確か―自分自身とのコミュニケーション
3章 相手は一体「誰」なのか―自分を基準にするのは、大間違い
4章 コミュニケーションの魔法をデザインする―必須ポイントは「共感・驚き・変革」
5章 ロジカルな文章術―6つのステップで書いてみる
6章 ロジカルな図解術―イライラするグラフ、わかりやすいグラフ
7章 ロジカルなプレゼン術―日本でもっともプレゼンのうまい男は誰か?
8章 ロジカルな会議術―"果てしない会議"から脱するために


著者経歴

 西内啓(にしうち ひろむ)・・・統計家。1981年、兵庫県生まれ。東京大学医学部卒。東京大学大学院医学系研究科助教、大学病院医療情報ネットワーク研究センター副センター長、ハーバードがん研究センター客員研究員を経て、現在は、分析サービスを提供する株式会社データビークル取締役


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