「説得上手になる本―相手の心をしっかりつかむ」髙嶌 幸広
2012/07/09公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
世の中の仕事とは、ほとんどが「説得」ではないでしょうか。
商店は、顧客を「説得」している。CMは視聴者を「説得」している。部下は決定書で上司を「説得」している。上司は言葉で部下を「説得」しているのです。
・相手を変えようとしないことである。相手の人格を尊重したうえで、相手の望むものをあなたが提示する(p159)
「説得」とは相手に楽しい将来像をイメージさせること。そのためには、自分自身のなかに、明確イメージが必要となります。そのイメージを相手に伝えるのです。それが、説得するための近道です。
・説得は明確な「イメージ」を描かせること(p36)
ただし、伝えるだけでは相手は動きません。
話す人が信用できるのか。話している人はどれくらい真剣なのか。その人をどれくらい信じることができるか、ということでもあるのです。
・小さな約束を守らない人は、大きな約束をしようとしたときに、その約束をとりつけることができない(p265)
人を動かす技術、説得する技術を網羅している一冊でした。仕事をするうえで、最低限読んでおきたい本ですね。高嶌さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・人は人によって心を動かされる・・・それは人が相手の情熱を感じ取ったとき(p82)
・できるだけ多く、会う機会をもつように努力する。・・・何回も顔を合わせていると、その人に親しみを覚え、好意をもつ傾向がある(p247)
・私は、言葉だけでは人を判断しないことにしている・・・言葉よりも行動を見る(p209)
・職業やあなたのイメージに合った服装をしよう(p121)
・自分が話している場面をビデオやテープレコーダーにとって、それを見たり聞いたりして、自分の言葉グセを知る。・・それを出さないように意識する(p149)
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
著者経歴
高嶌 幸広(たかしま ゆきひろ)・・・1953年、千葉県生まれ。千葉大学大学院文学研究科人文科学専攻修了。記憶のメカニズムに基づいたコミュニケーション・プレゼンテーション・話し方などを専門としている。武蔵工業大学(現東京都市大学)〔プレゼンテーション技術〕・久留米信愛女学院短期大学〔言語表現法〕非常勤講師を歴任。
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