「勝ち続ける意志力: 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 」梅原 大吾
2012/04/21公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(87点)
■プロゲーマー。
ストリートファイター等のテレビゲームで
世界一強い男、梅原さんの一冊です。
才能もあるのでしょうが、
それを超越する努力が
大切だと主張しています。
自分を成長させること。
それが努力を続ける
原動力だというのです。
・よく、「練習はどれくらいやっているんですか?」
と聞かれるが、そのときは大晦日と元日を除いて、
「363日です」と答えている。(p151)
■ひたすらゲームの練習していくなかで、
最強のレベルに到達すると、
そこには別世界があるようです。
周囲の評価は気にならない。
成長した自分が存在するだけ。
努力に裏打ちされた自信と実力だけが、
そこにあるのです。
打ち込んでいくと、
そこにはこうした世界があるのですね。
・誰も歩かない険しい道を進んで、遂に10を超えた強さを
手にしたときの快感は、言葉では表しにくい。・・・
「俺は頑張ってここまで来た!」という充実感は、
何物にも代えがたい。(p121)
■梅原さんは一時、ゲームをやめ、
介護の仕事をしていました。
介護をするなかで、
命に限りがあることを実感し、
プロとなる決断となったようです。
日本人はこうした道を極めた人が、
ときどき出るんですよね。
梅原さん、良い本を
ありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「もしお前が本気でやりたいことがあるんだったら、
いくらでもサポートしてやるから、
何か見つけて徹底的にやれよ!」
そんなことを言う親だった(p26)
・海外では22、23歳が反射神経のピーク・・・
彼らは年齢を言い訳にしているだけで
努力の仕方が足りないのだと思う。
努力が老いに負けているわけだ(p57)
・努力を続けていれば、
いつか必ず人の目は気にならなくなる・・
「正しくないかもしれないけど、俺はこれでいい」
そう思える日がやってきた。(p108)
・僕は地元のゲームセンターで一番になることからスタートし、
次は麹町の強い兄ちゃんに勝ちたい、
その兄ちゃんを倒したら秋葉原にいるらしい
最強のオヤジに勝ちたいと
少しずつ頑張ってきた(p78)
・「ちょっと気になること」というものがあるはずだ・・
経験上、その気掛かりをそのまま放置してはいけない・・
無視していると、後になって必ず痛い目に遭う(p85)
・3年で麻雀のトップレベルに立てたのは、
やはり強い人の打ち方を真似したからだと思う。・・・
真似した人と同じレベルになって初めて、
自分なりの色を出せばいい。(p140)
・例えば、とにかく3年は打ち込んでみる。
3年後、「分かった!やっぱり好きじゃない。
どうしても好きになれない」
そのことに気づけただけでも、
素晴らしい発見だと思う(p172)
小学館
売り上げランキング: 24
【私の評価】★★★★☆(87点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする