「取締役になれる人 部課長で終わる人」上之郷 利昭
2012/04/10公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(72点)
■サラリーマンであれば、
だれでも出世したいと思っているはずです。
ただ、出世は周囲の人が決めるのであって、
自分が決めることはできません。
この本では、世の中の取締役の人たちから、
取締役になるためのコツを学びましょう。
・大前研一は、サラリーマンの35歳から50歳までの
15年を「魔の15年」と呼んだ。
この15年の間で、課長、部長、取締役と出世していく者と
そうでない者がわかれていくからである(p25)
■取締役になるというのは、
試験で選ばれるわけではありませんので、
評価が難しいし、対策もはっきりしません。
ただ、言えることは、
会社の将来を長期的に考えることのできる人、
組織を動かすことのできる人が、
上に行くということ。
あと、基礎的な知識についての
勉強も必要になってきます。
・故森田昭夫は、取締役を次の三つに分類している。
一、将来、社長になり得る人
二、社長にはなれなくとも、会長、社長を補佐し、経営の一翼を担える人
三、それまでの功績に報いる「論功行賞」型の人(p20)
■いろいろ言う人はいるようですが、
取締役になるための絶対的な手法はないようです。
実績も必要。
人望も必要。
知識も必要。
見識も必要。
あとはいる人材の中から
相対評価で選ばれるのです。
上之郷さん、良い本を
ありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・"実績"という肩書きを作りなさい(p33)
・勉強時間を一日最低二時間もて(p217)
・現場や課長クラスの社員は、
目先の業務をこなすことが前提です。
部長クラスはそこから少し離れて、
今期から来期くらいまでといった、
少々先のことを考える能力が求められる。
そして役員はさらに長く、一年から三年くらいの
先のことまで展望できなくてはいけない
(宮内義彦)(p77)
・幸之助は部下に何かやらせると、
「ありがとう」といって褒めながら、
必ず「ここはもうちょっと何とかならんか」
と注文をつけたという(p121)
・人使いの下手な人というのは、
まず「部下を叱れない」人である。・・
上司は部下になめられる(p66)
経済界
売り上げランキング: 269114
【私の評価】★★★☆☆(72点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする