「成功する男はみな、非情である」角川 いつか
2012/03/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
■角川さんが出会い、
インタビューした成功者から
その共通点をつむぎだす一冊です。
通常の成功本と違うところは、
インタビューの最後に、
ぼそっとつぶやく
成功者の本音を伝えようとしているところ。
ここで言う"成功者"とは、
仕事に勝ち、経済的に豊かになった人を
指しているようです。
・でもね。
金に照れてはいけない。
そうすると金が逃げるよ」
芸能プロダクション会長(p31)
■やはり、経済的に成功するためには、
勝ち抜くためのアイデアが必要となります。
アイデアを考え、行動し、
仲間を作り、協力者を集める。
人を引きつけるものが
必要なのでしょう。
ある意味、狂っている。
そして事業を続け、拡大していくためには、
冷徹な判断力も必要となります。
その人にどう対応したらいいか。
だれとつき合うのか。
この人と取引を続けるべきか。
そうした判断の一つひとつが
運命を決めるのです。
・成功する人間は"貸し借り"にうるさい。・・
逆に借りができたらすぐ返す。
人に借りができることの不利さを、
よくわかっているのである。(p32)
■掘り出し物の一冊でした。
人はそれぞれ個性があり、
その個性をいかに深く掘れるか、
そこで勝負できるかが
大切だとわかりました。
角川さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・怒る時は静かにね。そのほうが怖いから
某フィクサーの言葉(p151)
・ある有名メダリストが語った。
世界の壁は厚いが、日本で、「日本一」になろう、
となぜ思わないのか。・・ジャンルを絞っていけば、
「日本一」になる・・・のは、案外、簡単なのだ(p106)
・ある新興宗教の教祖は、
「いつかさん、何かを信じるというのは怖いことですよ」
と、静かに呟いた。(p200)
・今まで何人か天才といわれる男性と出遭ったが、
彼らは、普通の人以上の努力をしている。
習慣化し、けっして苦とは感じていない。(p170)
・自分の心の中で正しいと信じていることを
すればよろしい。
しても悪口をいわれ、しなくても悪口をいわれる。
どちらにしても批判を逃れることはできない
エリノア・ルーズヴェルト(p137)
・心では何を考えていたかわからない。だから、怖い。
そう、礼儀正しい人というのは、
ホントはとても怖い人間なのだ!(p24)
・人は、すべての人とはつき合えないのだから、
自分を高めてくれる人を探し、
つき合うべき。(p178)
「成功する男はみな、非情である」角川 いつか
表紙⇒ http://amazon.co.jp/o/ASIN/4479301437/1mmag-22/
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【私の評価】★★★★☆(83点)
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