「ディズニーと三越で学んできた日本人にしかできない「気づかい」の習慣」上田 比呂志
2012/03/24公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
■政治家ご用達の料亭「橘家」に生まれ、
三越、ディズニーで感動のサービスを学んだ
上田さんの一冊。
地味ながら、日本人ならではの
「気づかい」を学びます。
上田さんは指導者として活躍されただけあって、
どのようにして部下にサービスを教え、育てるのか、
という点が参考となりました。
・ちょっと配慮が足りないなぁと思う人には、
「この前どこどこに行った時、こんなことが
あったんだけど、どう思う?」・・
と聞いてみます(p55)
■この本を通じて感じるのは、
「さりげなさ」でしょうか。
人を叱るのではなく、
気づかせる。
一日一回は声をかける。
お客様の「ありがとう」を伝える。
こうした当たり前のことを
しっかり積み上げる。
そうした上司の習慣を見て、
部下は真似をするのでしょう。
・「笑顔で接する」
「約束を違えない」
「人の時を盗まない」
「名刺をもらったその日のうちにメールでお礼をしておく」
「感情的にならない」などなど、
世間で"あたりまえ"と呼ばれていることは
たくさんあります(p237)
■ディズニーで上田さんが気づいたのは、
米国ではサービスの教育も
仕組み化されているということ。
日本人の気づかいも大切ですが、
仕組みも大切だと感じました。
上田さん、
良い本をありがとうございました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・まず自分から動くんだよ。
自分から動いて、できることはとにかく自分から
進んでやってあげなさい。そうしたら本当に困った時に、
その人たちが必ず助けてくれるよ・・・
これらは、祖母がいつか私に教えてくれた言葉です(p41)
・楽しませるからには自分も楽しまなきゃいけない・・・
自分が楽しめなければ、絶対に続かないのです(p49)
・好かれようとすれば
誰からも好かれなくなる(p86)
・欧米流の考え方では、サービスの質は
支払ったお金の額に比例します・・
サービスとはお金で買うもの、商品なのです(p6)
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【私の評価】★★★★☆(85点)
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