「結束力の強化書」荻阪哲雄
2012/03/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
■職場というものは、
上司と部下という役割を持った
人間で構成されているので、
難しいものです。
一般的に言われるのは、
良い職場というものは
いろいろあるが、
悪い職場というのは
似通っているということ。
人が作るものですので、
絶対的な正解はありませんし、
答えは人それぞれなのです。
強いリーダーでいくのか、
仕事を任せていくのか、
その人の個性が出てくるのでしょう。
・強い命令によって結び目を強くして結束力を強化するのか。それとも、「助け合えるフォメーション」によってメンバー各自の判断する能力を磨いて、結束力を高めるのか。(p16)
■この本では、
そうした難しい組織のあり方について、
著者なりの答えを示していきます。
基本としては、
目標を作る。
真剣な会話が必要。
メンバーに声をかける。
役割を与える。
といったところは
しっかり押さえておくべきなのでしょう。
・優れたリーダーは、メンバーの状態を常に察して声をかけています。・・・メンバーからすると「リーダーが見ている」「気にかけてくれている」(p51)
■組織の結束力とは、
教えるに教えられないものとは思いますが、
その試行錯誤の一助になる本だと思いました。
自分に合った方法を、
見つけたいものです。
荻阪さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「叱る」の基本は、誤りを正すことです。・・・案外、自分の誤りに気づいていません。だから、過ちを繰り返します。・・そこを指摘してあげて、正しい行動へと修正していくために「叱る」のです(p6)
・真剣な会話ができれば、チームはさらに成長し、メンバーの気持ちや行動が変化します(p29)
・共通の目標をつくるなら、そこに期限を入れるのです。「いつまでに」を明確にしましょう(p82)
・働きかけは『十』という字で考えろ。タテの線、上司・部下への働きかけ、そしてヨコの線、同僚と関係者への働きかけだ。・・・ヨコが不十分なことが多いんだ。(p91)
・「助け合える役割」は、誰もが持っていますそれを考え、見つけ出し、組み合わせていくことで、「戦えるチーム」として、より高い目標に挑戦できるようにまとめることができるのです(p130)
【私の評価】★★★☆☆(75点)
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