「「危機管理・記者会見」のノウハウ」佐々 淳行

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「危機管理・記者会見」のノウハウ―東日本大震災・政変・スキャンダルをいかに乗り越えるか (文春文庫)

【私の評価】★★★★☆(84点)


■危機管理で大切なことは、
 事前の訓練ではないでしょうか。


 しかし、訓練するにしても
 危機管理の基本が大切になります。


 窓口の一元化。
 嘘は禁物。
 トップは本部にいる。

 (現場に行くなら権限委譲)

 こうした基本がわかっていなければ、
 訓練にならないのです。


・何か事件や問題が起きたとき、
 重要なことは窓口をできるだけ一人に絞ることです
 ・・・政府発表の窓口は官房長官一人にします(p186)


■こうして見ると、
 福島第一原子力発電所の対応では、
 基本のところで間違っている。


 窓口は、政府、保安院、東京電力と3つ。
 メルトダウンしていないという嘘の情報。
 トップが現場に行った。(直後に爆発)


 明日はわが身。
 危機管理の再点検が必要なようです。


・御巣鷹山日航ジャンボ機墜落事故の時、
 中曾根総理は現地に赴きたいと言ったのですが、
 私はお止めしました。「なだしお衝突事件」の時も、
 竹下総理が横須賀に行くと言われたのですが、
 「総理の『陣頭』は、官邸の総理執務室です
 と答えたものです。(p72)


■危機管理の勉強が不足していたことが、
 わかりました。


 関係図書を何冊か購入して、
 基礎固めです。


 佐々さん、
 よい本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・アメリカのホワイトハウス・・・
 「大事なことは少人数で決めるものだ
  ここで重大な決定を下す時は、大統領、副大統領、
 国防長官、統合参謀会議議長、CIA長官ぐらいで十分。
 隣に約70名のサポート・ルームがあって支援(p85)


・相手の本拠地に乗り込んで、頂上会談をするのが、
 交渉術としての「攻めの広報」です・・・
 大企業であれば日頃から副社長、専務、常務クラスの人を
 コンプライアンス・オフィサーに指定しておき、社長ではなく
 専務・常務クラスの人が行く(p114)


・30名の乗客が行方不明・・記者会見の席などでは
 「30名の行方不明者のご家族の皆さん」
 と言わなくてはいけないのです(p164)


・「一切しゃべるな」では口止めにならない・・・
 ネガティブリストを作って
 「これとこれは言ってはいけない」と教育して、
 それ以外が自分の経験談を言ってよろしい、
 と言って帰さなければいけない(p191)


・揚げ足取りをされるときがよくあります・・・
 「あなたの主張は理解しました。私は責任者として
  こう考えて処置します」「では、さようなら」
 と返してしまえば、そこでピリオドが打たれます(p304)


【私の評価】★★★★☆(84点)



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