「小倉昌男 経営学」小倉 昌男

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小倉昌男 経営学

【私の評価】★★★★★(90点)


■宅急便という業態を作った
 小倉 昌男さんの一冊です。


 小倉 昌男さんは2005年に
 亡くなっています。


 この本を読んで感じたのは、
 小倉さんが筋を通す人である
 ということです。


 筋が通らないことは、
 組合でも運輸省でも許さない。


 筋を通して、訴訟や
 マスコミを使ってでも戦います。


・労働組合との交渉に際し気をつけなければならないことは、
 筋の通らないことは絶対認めないということである。・・・
 たとえ百円でも認めればそれが元でエスカレートして
 既得権になることが多く・・・(p100)


■この本を読むと、
 経営とは大切なところを大切にすること、
 とわかります


 利益を出すためにダントツのサービスが
 必要であれば、
 「サービスが先、利益は後
 をみんなに呼びかける。


 運輸省の邪魔が入れば、
 筋を通して訴える。


 役人の助けは借りない。
 組合を味方につける。
 リストラをしない。


 経営者の確固とした
 方針があるわけです。


・宅急便が赤字を脱却するためには荷物の密度が濃くならなければ
 ならないし、密度を濃くするには、サービスの差別化だけが
 考えられる手法だった・・・「サービスが先、利益は後」(p133)


■経営者のよしあしで、
 事業というのは大きく変わるのだな、
 と感じました。


 アマゾンの本が宅急便で
 送られてくるたびに
 小倉さんに感謝します。


 小倉さん、
 良い本と宅急便をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・成功した経営者が自らの経営談義を出版すると、
 やがてその企業自体は不振に陥り、一転、
 失意に陥る -そんな例をいくつも見てきた(p2)


・善い循環を起こす出発点は何だろうか?
 基本的な条件は、「よく働くこと」・・・
 長時間労働を強制することはできなかった。
 巧みな宣伝・・・商品の良さ・・・私はこう決断した。
 労働生産性を高めよう。(p36)


・数々のセミナーや講演を聞いた結果、私が得たもの -
 それは、経営とは自分の頭で考えるもの、その
 考えるという姿勢が大切であるということだった(p37)


・広く何でもやれる会社と、
 狭くひとつのことしかやれない会社の、
 どちらが可能性があるだろうか。
 吉野家の場合は「牛丼ひとすじ」・・・(p73)


・幸いにヤマト運輸はつぶれずにすんだ。しかし役人のせいで、
 宅急便の全国展開が少なくとも五年は遅れている
。規制行政が
 すでに時代遅れになっていることすら認識できない運輸省の
 役人の頭の悪さにはあきれるばかりであったが、何より申請事案を
 五年も六年も放っておいて心の痛まないことのほうが許せなかった(p164)


・「宅急便のサービスを年中無休にしよう」。
 そう言い出したのは労働組合であった。(p193)


・会社の経営においても、具合の悪いところがあったら
 シクシク痛むことが、健全な経営を続けるために必要である。
 そのシクシクと痛みを伝えるのが、労働組合の役目だと思う(p198)


・政治家に頼るな、自助努力あるのみ・・・
 何かあると、「政治家の先生にお願いしよう」という
 ことになるが、それは政治家との腐れ縁のもとになるから
 気をつけなければならない。(p281)


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【私の評価】★★★★★(90点)



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