「幸せを運ぶタクシー―それぞれの人生に配られた 一万本の"四つ葉のクローバー」今井 泉
2011/11/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
■秋田のタクシーが、
四つ葉のクローバーを
お客さんに渡しているとのことで
購入した一冊。
四つ葉を渡しているだけだよね、
と軽く読みはじめましたが、
なかなか味わい深い一冊でした。
・四つ葉のクローバーを渡すというちょっとしたことから、
初めて会った人ともこんな会話ができる。
その面白さも続ける理由になっています。(p20)
■四つ葉のクローバーをお客さんに渡すことで、
お客さんとの会話のネタとなり、
お客さんによっては
泣いてしまう人もいるようです。
ちょっとした親切が、
人を幸せにしてくれるのです。
しかし、
四つ葉のクローバーを探すのは大変。
はじめは、
休日すべてをつぶしたそうです。
さらに、その四つ葉を
押し葉にするのには
毎日手をかけて10日間もかかる。
・押し葉を作るうえで欠かせないのは、分厚い電話帳です。
1ページごとに、きれいに葉を広げた四つ葉のクローバーを
置き、重石をします。一日経ったら、その四つ葉をきれいな
ページに移し変えます・・7~10日程度で完成です。(p51)
■でも、人に喜んでもらえるし、
そうすることで自分も磨かれている、
と著者はいいます。
まったくそのとおりですね。
喜んでいる人がいると続くし、
自分も成長する。
(このメルマガもそうかも)
今井さん、
良い本をありがとうございました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「お父さんはステキなことをしているね」
自分のやっていることを娘たちに認めてもらえるのは、
嬉しいものです(p56)
・自分なりにこつこつと工夫をすることが好きです。・・・
環境が変わろうが、働くことは自分をわくわくさせて、
やる気を引き出してくれました。そうやって
楽しむことが技術を磨く早道でした(p85)
・人と付き合う中で大切にしているのは、
とにかく明るくしていることです。お客さんの中に、
「運転手さん、ニコニコしているからいいね」
と言ってくださる方がいらっしゃいます。(p90)
・私は、お客さんに四つ葉のクローバーを渡すようになって、
私自身、優しい人間になったと思っています。・・・
何かひとつのことを続けることの素晴らしさを周りから
教えてもらいました。(p94)
【私の評価】★★★★☆(83点)
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