「意識・行動が変わる続・可視経営 業務プロセスの可視化法とツール」石橋博史
2011/10/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
■著者は、ホワイトカラーの
仕事の「見える化」を
仕事にしているコンサルタント。
製造現場では、作業標準が決められ、
その標準もどんどん改善する活動が
行われています。
その一方で、
ホワイトカラーで作業標準がある
会社はほとんどないのではないでしょうか。
・業務点検マニュアル・・・
その作業内容、条件、担当者、作業の手順、管理点が
ひと目でわかるようになっている(p211)
■マニュアルがなくても
仕事の改善はできるのでしょうが、
それでは継続が難しい。
トヨタでもまず作業標準を
担当者に作らせたようですから、
仕事を「見える化」するのが
改善の第一歩になるのでしょう。
業務点検マニュアルを作る過程で、
担当者が仕事を把握し、
改善点を発見する。
そしてマニュアルを
引き継いでいくことで、
継続性を持たせるのです。
・業務のプロセスがチャート化によって
目で見てわかり、気づきを促進して
ムダとり改善が進む。(p9)
■大規模になると、大変なので
小さく始めるのが良いように感じました。
または、SAPのような大規模システム導入時に
仕事の流れの把握が必要ですから、
その前に仕事の分析を行い、
改善もいっしょにやってしまうという
手もあるかも。
私も定例的な仕事を(引継ぎ用に)
マニュアル化してみようと思います。
石橋さん
良い本をありがとうございました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・課題は一般的に大きく漠然としている。
したがって、分解して"細かい改善"を
積み上げよ(p30)
・各担当者の役割と分担を明確にする・・・
業務の役割が決まれば責任の範囲が決まり、
分担が決まれば権限を決めやすく、仕事の意義・価値が
明確となり、仕事に取り組む姿勢も緊張感を保ちながら、
真剣になれ、仕事がしやすくなる(p117)
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
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