「「日経」で鍛える!ビジネス発想力 1本のベタ記事から3000万円を生む「3・4・4の法則」」森英樹
2011/10/06公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
要約と感想レビュー
35,000部発行のメルマガ「経営戦略考-日経記事から毎日学ぶ経営戦略の原理原則」を運営している森さんの一冊です。35,000部でも広告を出すと、それなりに儲けることができるんですね。
商売としてやっているのですから、どこかにキャッシュポイントを作らなくてはなりません。セミナーなら受講者を集めて行う「セミナー・講座運営収入」、それらをDVD等に収録して販売する「教材販売収入」、さらには会費制で運営しているコミュニティの「会費収入」というふうに考えているようです。
・私のメールマガジンでは、・・・ヘッダー広告が35,000円、耳より情報が30,000円、記事中広告が25,000円です・・・月22回程度、配信します・・・理論的には・・・1,980,000万円が月の売上の上限になります(p31)
この本を読むと、森さんは自分に日経を読み解かせるために、メルマガで日経記事の解説を書いていたことがわかります。私が「自分に本を読ませるために」メルマガで本を紹介しているのと同じなのです。
そして、実際に森さんは日経記事から発想をもらって、自分のコンサルタントとしての仕事に活用しています。具体的には、メルマガでPRできる自分のビジネスとして「コーチングスクール」を開設したり、サイドメニューで客単価を増やしたりしているのです。
・日経記事をアウトプットツールとして活用・・・特定の日経記事に対するコメントをブログに書いてみる(p50)
メルマガでここまでできるんだなと感じましたが、それでも私は趣味の範囲でやっていきます。森さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・記事の記述を裏返して読む・・・「・・安い『ワケ』を詳細に記載しているので・・・安心感があるようだ」・・・裏を読むと、従来は「選んだ時と宿泊時の印象とのギャップ」が大きくて、不満やクレームにつながっていたケースがあったのではないかと推測できます(p183)
・「作業」とは、日常業務のことを指します。「仕事」とは、成長発展のための・・・「何か新しいこと」を指します。(p206)
祥伝社
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
目次
はじめに―日経新聞、本当に仕事に役立ってますか?
第1章 日経新聞こそ、わが発想の源!
第2章 ザクザクと発想を生む日経新聞の読み方とは?
第3章 日経記事を楽しく読み解く「3つのポイント」
第4章 日経記事を徹底的に活用するための「4つの着眼点」
第5章 日経記事からアイデアを生む「4つのレベルの発想法」
第6章 日経記事で自在にビジネス発想を!
第7章 アイデアをカタチにする私の方法
第8章 日経新聞電子版はこう使う
著者経歴
森英樹(もり ひでき)・・・1959年、 東京生まれ。株式会社アンテレクト取締役副社長。銀座コーチングスクール スクール代表。NPO法人週末起業フォーラム発起人・理事・チーフコンサルタント。急成長した中堅企業で最年少事業部長を務めた後、経営コンサルタントに転身。1999年10月、ビジネスパースン向けメールマガジン「経営戦略考」発行を開始。コンサルティングのかたわら、コーチング及び起業支援事業に取り組む。2006年5月、藤井事務所代表・藤井孝一氏と株式会社アンテレクトを設立。コンテンツ統括担当役員。著書に『朝15分の経営戦略考』など。
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