「考えてみる」大久保 寛司
2011/07/08公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
要約と感想レビュー
著者は日本IBMを勤め上げた人のためか、職場でのコミュニケーションについての項が多いように感じました。仕事は人しだいというように、仕事の半分以上は、人とのコミュニケーションなのでしょう。
権限で人を動かすのではなく、自ら動くように誘導する。威嚇するよりも、笑顔で良い人間関係を作ることを推奨しています。
・「しなさい」ではなく「したらいいと思わない?」と「笑顔で」語りかけましょう(p117)
文体としては「詩」のような感じで、まじめな中谷彰宏さんの本といった印象でした。個人的には、著者の体験をもっと教えてほしいと感じました。
日本IBMは巨大組織ですから、組織人としての生き抜き方、人との接し方など考えることは多いと思うのです。そうしたノウハウを期待したいものです。
・人が育つ組織の若手スタッフは言う「先輩のまねをしているだけです」(p33)
サラリーマン出身らしく、仕事を通じて自分を成長させることを目指す一冊でした。
大久保さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・己の言葉の響きを磨くとは自分自身を磨くことだ(p15)
・その会社の人たちは・・・洗面台で手を洗ったあと周囲に散った水を拭き取る(p22)
・仲間のどのような失敗も失敗は自分の責任
成功の役割をどれだけ果たしてもすべて仲間の功績(p54)
・その人にはその人の訳が(p68)
・今 大切なことは
今を どのような思いで生きるか
今を どのように生きるか・・(p106)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★☆☆(70点)
目次
第1章 こんなふうに生きたい
第2章 己に問う
第3章 友へ
著者経歴
大久保 寛司(おおくぼかんじ)・・・1949年生まれ。大学卒業後、日本IBM入社。98年CS部長。2000年退職。現在、人と経営研究所所長。
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