「話す自信が湧いてくる100%伝わる話し方―話力に磨きをかけるコツ33」嶋田 有孝
2011/03/21公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
会社に入ってはじめのうちは、自分で仕事をするだけですので、あまり話し方は大きな問題ではないかもしれません。しかし、年を取って、人に動いてもらう立場になると、どうしても話し方が大切になってきます。管理職になってはじめて、「あれ?なんで伝わらないんだろう?」と思う人も多いのではないでしょうか。
そこで学ぶべきは話し方なのです。相手に自分の伝えたいことを伝えるために、数字や具体例や例えや体験談や名言を織り込むのです。原稿を暗記するのではなく、相手の顔を見て、自分の心から伝えたいことを語るのです。
・「伝えたい」と思っていることが、百あるとします。言葉にして話した段階で、それは七十になっています。その上、聞き手はその七割しか理解できないのです(p24)
話が伝わらないというのは、人はもともと考え方が違うということがあります。そして、言ったことが100%正しく伝わることは、ほとんどないのですから、こうした話し方について学び、実践し、レベルを上げていく必要があるのでしょう。話し方の基本を押さえた良い本だと思いました。嶋田さん、よい本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・話し上手になるという目標を持つと、そこから未来は変わり始めます。未来に向かって、粘り強く挑戦を重ねていきましょう(p5)
・ビジネス書など「漁をする」意識で本を読むと、一冊一冊から必ず得るものがありあす。・・・それをネタ帳に書き写し、記録して残しておくことで、自分の財産になるのです(p45)
・覚えたスピーチが、ひと言も出てこなくなってしまいました。・・・その場で思いついたまま、お祝いの言葉を贈りました。不思議なもので・・・意外に評判が良かったのです。この日を境に私はスピーチの暗記をやめました(p108)
・心の底から出る言葉は、どんな型で話そうとも人々の心に響きます(p36)
【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
序章 心を動かす話し方
第1章 収集力
第2章 構成力
第3章 表現力
第4章 思いやりの心
参考 事例に学ぶスピーチの作り方
第5章 話す力をより高めるために
著者経歴
嶋田 有孝(しまだ ありたか)・・・昭和41年生まれ、大阪府出身。平成元年、同志社大学法学部卒業後、株式会社日経サービス入社。人事部などの勤務を経て、社長室長、総務部長、東京支店長、営業本部長、副社長を歴任。平成25年6月、同社取締役社長に就任
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