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「1995年 合衆国破産―かくて、ドルは紙クズとなる」H.F.,Jr. フィギー

2011/02/14公開 更新
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1995年 合衆国破産―かくて、ドルは紙クズとなる


【私の評価】★★☆☆☆(66点)


要約と感想レビュー

 20年前の1993年に国家財政の破綻について書かれた一冊です。


 ソ連が崩壊したのは、経済的に社会主義が維持できなかったからです。なんとか今でも日本と米国は破産を免れていますが、だんだん危ない状況になる可能性は残っています。
 

 なぜなら、人は使っていたお金を減らすことが、非常に苦手だからです。増やすのは簡単、減らすのは困難なのが、国家予算なのです。


 しかし、インフレというものは、ある瞬間に突然として爆発するもののようです。それはいつくるのでしょうか。


この本で私が共感した名言

・農業に出している補助金の問題である。その総額は約八兆円と言われ、サラリーマンの支払う税金総額と同じである。(p8)


・アルゼンチンのある銀行家は、このような冗談を言っていた。「インフレになれば、企業の人事問題もうまく解決できるんですよ。賃金のインフレ調整を行わなければ、最後には賃金を払わなくてもすんでしまうわけですからね」(p198)


・なぜローマ帝国は崩壊したのかを考えてみるといい。・・・暴君ネロが、国庫を空にしてしまったからである。現金がなくなるや、この傲慢きわまりない支配者たちは増税を行ない・・・貨幣を改鋳し、金や銀の含有量を減らした悪貨を発行することでマネー・サプライの拡大を図った。その結果として発生したのは、激烈なインフレであった(p225)


・デフレのあとに超インフレが来る(p229)


1995年 合衆国破産―かくて、ドルは紙クズとなる
1995年 合衆国破産―かくて、ドルは紙クズとなる
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H.F.,Jr. フィギー
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)


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