イギリス流「節約の王道」林 望
2010/10/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
イギリス生活の長い林さん流の節約生活です。具体的には、飲み会には参加しない、プレゼントはしない・もらわない、お祝儀は「モノ」で、ブランドを買わない。日本人が見ると、変わり者節約法に見えるかもしれません。
傾向としては、本質を求めるイギリス流ですので、この中から自分でもできるところから採用してみるといいのかもしれません。物事の本質を考えることができれば、不要な出費も減ることでしょう。
・引出物もいりません。私は引出物をもらってうれしかったことなど一度もない。(p71)
印象的だったのは、お金について具体的に計画を立てて、行動していくことの大切さを先生が強調しているところです。例えば、留学するためには500万円必要なので、いつまでに500万円貯めるとか、独立するために1000万円貯めるなどと計画するのです。
こうした合理的、ロジカルなところもイギリス流の思考ということなのでしょうか。林さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・ジムに行くより道を歩く(p205)
・うちでは、子どもたちにアルバイトをすることを許しませんでした。親が学費を払っている間はアルバイトをしてはいけない。・・・遊んでいても構わないのです。・・・良く学びよく遊べ(p167)
・自分はこの人を支援してあげたいからお金を託してみようと思う。こういうものが株というものの本質的な考え方・・・「株は買ってもいいが、基本的に売ってはいけない」(岡本和久)(p55)
日本経済新聞出版社
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
序章 節約は楽しい
第1章 食―節約食とはすなわち健康食である
第2章 お金の管理―万札は、崩さない
第3章 交際費―虚礼に金を費やすな
第4章 衣服と車―見栄ほど醜いものはない
第5章 旅行、趣味―金はなくとも余暇は楽しめる
第6章 教育―人生最大の投資と捉えよ
第7章 住まい―自分の軸を揺るがすな
終章 節約と人生
著者経歴
林 望(はやし のぞむ)・・・1949年生まれ。作家・書誌学者。慶應義塾大学大学院博士課程満期退学。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授などを歴任。
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