「新・片づけ術「断捨離」」やましたひでこ
2010/09/06公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
「断捨離」とは、捨てる片づけ法です。整理・整頓する前に、「モノは使ってこそ価値がある」という視点で、まず今の自分に不要なものを捨てるのです。モノの数が減ると、整理・収納が簡単になります。
逆転の発想で、収納を減らしてしまうのも効果的だという。つまり、モノ減らして、片づけを徹底すれば、整理・収納は不要となるのです。セミナーでは半ば本気で「まず、収納家具を捨てましょう」と提案しているというのです。
捨てる基準は、今の「自分」です。今の「自分」が使う、今の「自分」にふさわしいものを残すのです。これは一つの「自分」探しの作業なのかもしれません。
・「もったいない」という気持ちに、私たちはよく陥ります。でもそれは、モノが主役の状態。・・本来モノは「私が使う」から価値がある。(p97)
著者が、「残ったモノで自分が見えてくるというように、自分の心の中で、そのモノの価値がどの程度であるのか、明確化する作業が断捨離なのです。
やましたさんは片づけセミナーをされているようで、事例も多く読みやすくまとまっています。セミナーを受けるのであれば、まず、この本を読んだほうが良いでしょう。山下さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・モノの絞り込みが「気づき」をもたらす(p27)
・人に譲る際は「あげる」でなく「もらってもらう」(p142)
・まず他人のことは置いておいて、自分のモノの片づけを楽しんでやることです(p113)
【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
第1章 仕組みがわかればやる気は起きる―断捨離のメカニズム(「断捨離」とは"片づけない片づけ方";整理・収納術とは何がどう違うか ほか)
第2章 なぜ私たちは片づけられないか―捨てられない理由(モノが勝手にやってくる社会;「捨てられない人」の3分類 ほか)
第3章 まずはアタマの整理から―断捨離的・思考の鉄則(極意は徹底した自分軸、そして時間軸は「今」;一括りにされる「そうじ」の概念をきちんと理解する ほか)
第4章 そしてカラダが動き出す―断捨離的・実践の手法(片づけのモチベーションを上げる方法;断捨離は、一にも二にも捨てることから ほか)
第5章 爽快感と解放感、そしてご機嫌!―見えない世界の加速度的変化(「オートランの法則」自動的に片づくメカニズム;モノに自分を高めてもらう ほか)
著者経歴
やましたひでこ・・・東京都出身。石川県在住。大学在学中に入門したヨガ道場で、心の執着を手放す行法哲学「断行・捨行・離行」に出合う。その後、モノの片づけを通し、誰もが実践できる自己探求のメソッドとして落とし込んだ、住まいと心のガラクタの新・片づけ術「断捨離」を考案。2000年頃からクラター(ガラクタ)・コンサルタントとして「断捨離セミナー」を全国各地で開催。「片づけ」「整理・収納」「掃除」という概念の組み立てから、実践による意識変容までのメカニズムを明解にしたセミナーが話題。
片づけ関係書籍
「望み通りの人生を手に入れる 片づけ大全」山田ヒロミ
「人生がときめく片づけの魔法」近藤 麻理恵
「新・片づけ術「断捨離」」やましたひでこ
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断捨離がもっぱらブームですが、
ガラクタを捨てる、スペースクリアリングというものが
以前からあったようです。
断捨離と同じことをしていて、
ネーミングがいろいろあるというだけのことですが。
カレンキングストンさんの
「ガラクタ捨てれば自分が見える」という本が
有名のようです。
ジーニーさんという方が今年刊行された
「幸運を呼びこむガラクタ追放術」という本も
そういう内容の本で、スピリチュアル好きの人向け
だと思います。
スピリチュアル嫌いの人には、
敬遠されるのかもしれませんが。
一つ捨てると一つ素敵なものが入ってくる
と考えたらワクワクできる。
一気にごそっと完璧に捨てるには抵抗が大きすぎるけれども、
取り掛かりやすいところから、
たった一つだけでも捨ててみる。
自分のペースで楽しみながらすることが
コツなのかもしれません。
私は楽しみながらではなく、何かいいことが起きてほしい、
嫌なことがなくなってほしいという不純な動機だったためか、
変化を特に感じられなかったタチです。
大部分は処分していたものの、
それでも未練があって捨てられないものが
結構あるなぁと気づきました。
少しずつ、それらに着手し始め、
結果を待っている状態です。
また、何の変化もないかもしれませんけれど・・・。