「本当の幸せを見つける秘訣」オリソン・S・マーデン
2010/07/16公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(74点)
要約と感想レビュー
「成功哲学書」の原点とでもいうべき本です。信念、笑顔、行動、習慣について、注意しておくべきことが解説されています。現代の書籍に書かれてあることが、この本に書かれてあります。
例えば、後悔のない人生を送るために一日一日を大切に生きる。自分がなりたい自分になる。自分を否定しない。試練は自分を育ててくれる。そうした成功哲学の基本は、今も昔も変わることはないのです。
・信念を語れ。・・・さもなくば信念が来るまで、すべての思考を沈黙の殻に押しこめるのだ。(p4)
内容としては成功哲学の標準的なものでしたが、逆に100年前にこれらが確立していたということでもあります。古代ローマの書を読んだときの、「古代ローマには電気とインターネットがないだけで、それ以外は現代と同じだ!」と気づいたときのような感動を覚えました。
成功哲学書としてではなく、成功哲学の歴史を知る本として読んでほしいと思います。
この本で私が共感した名言
・人はたいてい、人生が終わりに近づくと、やりたいことを先のばしにせず、一日一日をもっと精一杯生きればよかったと悔やむものだ(p215)
・自分を好きになれない人は、どれほどお金を手にしようと、どんな高い地位につこうと、本当の幸せや充足感を得ることはでいない。(p263)
・人は、自分がこうだと思う人間になる。そして、それ以外の者になることはできない(p34)
・ヴェルサイユを歩いて、私はここの主だと思えば、たちどころに庭園が自分のものになるのさ。(p66)
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 157950
【私の評価】★★★☆☆(74点)
目次
幸せを追いもとめる人々
幸せは自分で育てるもの
自分を信じ、語りかける
自制心を忘れない
財産と幸せ
持たずして楽しむ
ささやかな善行を積む
かけがえのない友情
働く喜び
美を愛でる心
著者経歴
オリソン・マーデン(Orison S. Marden)・・・1850~1924。一貫して「成功した人間」の研究を突き詰め、1891年に『前進あるのみ』という成功哲学書を出版。世界25ヶ国で翻訳され、日本でも150万部を超える大ベストセラーとなる。その後も45冊に及ぶ著作を発表し、1897年に、人生とビジネスで成功をつかむための専門雑誌『サクセス』を創刊。ナポレオン・ヒルやオグ・マンディーノなどの人材を輩出。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 40,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする