「みとめの3原則 - 人間関係にも業績アップにも効く「1日たったひと言」の仕事術」木戸 一敏
2010/07/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
要約と感想レビュー
木戸さんは、自分の成功体験から、「人をみとめる」ということの大切さを発見しました。営業マンのときは、お客を「みとめる」だけでトップ営業マンになることができました。社長のときは、従業員を「みとめる」だけで業績が回復しました。
認めるというのは相手の自尊心を高めてあげるということであり、人の無限の可能性を引き出すのです。相手を認めるだけで、人間関係もよくなり、経済的にも豊かになれるのです。
・相手の言うことをただ「みとめる」だけで、自分でも驚くほど話がスムーズに行くようになり、わずか3週間で売れる営業マンの仲間入り(p24)
認めることの基本は、相手の話を「そうですよね。言っていることはわかりますよ」と一旦、受けとめることです。それから同じ立場に立って、話を進めていくということです。それがないと「この人は人の話を聞かない」ということで不満を相手に与えてしまうのです。
著者も以前は、変な人と対応するときなどイライラしていたようですが、みとめを意識してからは、不快な出来事は日記に書くネタが増えた!と前向きにとらえることができるようになったそうです。ものは考え方なのです。
しかし、これを実際にやってみて相手の話を最後まで真摯に聞くことは、実際にはなかなか難しいことだと思います。
・なるほど!人間関係も「まずは『受けとめる』」というカタから入ることで、気持ちも入ってくるようになるんですね(p83)
この人、変だなっと思っても、「そうですよね・・・わかりますよ」と言えるかどうかは一つの修行でしょう。うまく自分の習慣としたいものです。木戸さん良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・自分自身を「みとめ」られない人は、人を「みとめる」ことはできません(p91)
・以前でしたら、「不快な出来事→怒る・イライラ」でしたが、現在では、「不快な出来事→日記に書くネタ→否定から肯定に変換」といった図式に変わりました(p125)
・「ワケわかんない!」思わずこんな言葉が口から出そうになったとき、またはそう思ったときは、心の中で「ありがとう」を10回言ってみましょう(p161)
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
目次
第1章 「みとめの3原則」はこうして誕生した!
第2章 頑張らないほど効果を発揮するのが「みとめ」だ!
第3章 ほめ言葉vsみとめ言葉 「みとめ」は難しくない!
第4章 「みとめ」をマスターする逆転発想法1 ひとり「みとめ」トレーニング法
第5章 「みとめ」をマスターする逆転発想法2 ワンパターン狙い撃ちトレーニング法
第6章 「みとめ」の実践報告―初心者から達人まで
著者経歴
木戸 一敏(きど かずとし)・・・1962年生まれ。営業マンから住宅リフォーム会社を設立。モエル株式会社代表取締役。「売上げのため」から「人生を楽しむ」経営ノウハウを提供しあうモエル塾を主宰。また、日本中のビジネスマンに「みとめの3原則」を広める「日本みとめる会」代表を務める。
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