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「銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎」ジャレド・ダイアモンド

(2010年6月14日)|本のソムリエ メルマガ登録
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銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎


【私の評価】★★☆☆☆(68点)


内容と感想

■なぜ、ヨーロッパ人が植民地を作り、
 新大陸を侵略できたのか、
 冷静に分析する一冊です。


 ヨーロッパ人に新大陸やアジア侵略の意思は
 あったのでしょうが、それよりも
 天然痘やチフスといった疫病が
 多くの現地人を死に追いやったという
 事実に驚きました。


 偶然にも生物兵器のような疫病が、
 ヨーロッパ人の侵略を助けた面が
 大きかったようです。


・ヨーロッパからの移住者たちが持ち込んだ疫病は、彼らが移住地域を拡大するより速い速度で南北アメリカ大陸の先住民部族のあいだに広まり、コロンブスの大陸発見以前の人口の95%を葬り去ってしまった(p115)


■また、ヨーロッパでは、たび重なる戦いで、
 鉄、火薬、馬を利用した兵器が
 発達していました。


 "こん棒"では、銃や鉄剣で武装した
 騎兵にはかなわなかったのです。


 軍事力も大切。
 さらに、化学兵器にも目配りが
 必要だと感じました。


 ジャレドさん、
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・ハワイ先住民、オーストラリア大陸のアボリジニ、シベリア先住民、アメリカ合衆国の先住民、そしてカナダ、ブラジル、アルゼンチン、チリの先住民は、殺戮や疫病によって人口が激減していて、多数派である侵略者の子孫に圧倒されて、独立戦争を戦える状況にない(p22)


・将軍ピサロと皇帝アタワルパがペルー北部の高地カハマルカで出会ったとき、アタワルパには八万の兵士がいたが、ピサロにはたった60人の騎兵と106人の歩兵しかいなかった。・・・なぜ、ピサロ側がアタワルパの家臣の多くを殺し、彼を捕虜にできたのか(p109)


・『種の起原』の第一章は、人為的な淘汰を通じて家畜や植物がどのように栽培されるにいたったかの説明である。(p191)


・人間の体温調節には遺伝子が関与しており、偶然に上がったり下がったりするものではない。病原菌によっては、人間の身体よりも熱に弱いものがある。われわれの体は、体温を上げることで、自分たちが病原菌にやられる前に侵入した菌を焼き殺そうとするのである(p295)


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★☆☆☆(68点)



著者紹介

 ジャレド・ダイアモンド・・・1937年生まれ。アメリカの生物学者、ノンフィクション作家。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修め、カルフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、現在は同校地理学教授。


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