「一生モノの人脈力」キース・フェラッジ、タール・ラズ
2010/05/08公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
人脈の基本を学ぶ一冊です。人に恵まれるか恵まれないかはその人の運といわれますが、それだけでは心もとない。人脈とはどうすれば、作れるのでしょうか。
まず、意識して細かな連絡や一声をかけること。人は接触の頻度が高くなるほど親しみを強く持つものです。これは性格とか相性というよりも回数がものを言うということでしょう。
・決して連絡を絶やさない・・・さりげなく相手に短い挨拶を送る・・・人脈は炎と同じで、薪をくべなければ燃えつきてしまう(p166)
そして、意外な点ですが、助けてあげるだけでなく、助けてもらうことが大切だそうです。つまり、相談する、お願いする。頼りにされると人はうれしい感情を持つようです。
だから「他力」と言われるように「自力」だけに頼るのではなく人に助けてもらうという視点も大切なのでしょう。
・頼り、頼られるで人脈は太くなる・・・他人の好意を素直に受け入れるだけでは足りない。自分から進んで他人に助けを求める必要がある(p25)
人との付き合い方の基本を押さえている良い本でした。社会とは人が集まってできているものであり人と付き合っていかなくては人は生きていけません。外国でも日本でも人付き合いは同じなのです。キースさん、よい本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・まず知っている相手からはじめればいいのだ。友人の友人、学校時代の顔見知り、家族など身近な人脈に目を向けよう(p60)
・誰かに会ったらその後すぐ、相手に名前(それにあなたが残した好印象)を忘れられないよう手を打とう。分かれて半日~一日以内にフォローする・・・翌日の朝にはメールを送ろう。(p117)
・ビジネスの場で確実に目立てる方法はひとつ、ありのままの自分をさらけ出すことだ。(p131)
・手を貸すときは、必ず相手のために全力を尽くさなければならない。でなければ、せっかくの善意が裏目に出ることになる(p157)
・目上の人とつきあうには・・・父と母は教えてくれた。そんなときはあまりしゃべらず、相手の話を聞くようにしなさいと。(p222)
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
著者経歴
キース・フェラッジ(Keith Ferrazzi) ・・・デトロイト・コンサルティング、スターウッド・ホテル&リゾート等のCMO(最高営業責任者)を歴任した後、ヤヤ・メディアCEO(最高経営責任者)を経て、人材育成、コンサルティングを手がけるフェラッジ・グリーンライトを創設、CEOを務める。
タール・ラズ(Tahl Raz)・・・「フォーチュン・スモール・ビジネス」の編集者。多くの雑誌に記事を執筆。
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