「中卒の組立工、NYの億万長者になる。」大根田 勝美
2010/03/31公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(94点)
■「人生はドラマだ」という人がいますが、
大根田さんの人生はそのとおりだと
思いました。
中卒組立工から海外駐在。
営業マンとして独立し、
最後には会社を経営するまでになります。
その途中は、順調という言葉は
ほとんどありません。
山あり谷あり、
成功もあれば失敗もある。
よく奥さんがついていったと思いました。
■オリンパスでは海外駐在員として
内視鏡販売で成果を出すものの、
中卒のためか出世ができませんでした。
そのため退職し、フルミッションの
営業マンになっています。
その営業でも、最後にはコミッションを
半分程度まで下げられ、販売エリアも
制限されるなど、結局、自ら
内視鏡の会社を立ち上げています。
日本の会社には、どうして
こうした有能な人を使いきれない場合が
多いのだろう、と感じました。
・物事が軌道に乗りいい方向に進んでいる時こそ、
人の妬みを買うような行動は慎まなければならない(p124)
■その後は、ユダヤ人パートナーと
事業を行っていきます。
現在の資産は100億円にもなるそうです。
「日本人大富豪の教え」といった
感覚の一冊でした。
この本だけでは大根田さんの人生は
語り終えることはできないでしょう。
続編に期待します。
大根田さん、よい本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・何かトラブルが起きた時に、塞ぎ込んで後ろ向きになるのか、
あるいは逆に失敗をバネに前に進んでいこうとするか。
物事への向き合い方一つで、
その後の人生は大きく変わってくる。(p37)
・感謝の気持ちというものは、はっきりと行動で
示さなければ相手には伝わらない。
さらに言えば「ありがとう」と口にするだけでも
十分ではない(p188)
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【私の評価】★★★★★(94点)
■著者経歴・・・大根田 勝美(おおねだ かつみ)
1937年生まれ。オリンパス入社。海外駐在員に抜擢される。内視鏡営業マンとして独立。その後、町田製作所と内視鏡の会社を設立。ユダヤ人パートナーとベンチャービジネスも手掛ける。内視鏡の会社はペンタックスに買収。
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