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「東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法」吉永 賢一

2009/10/13公開 更新
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東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法


【私の評価】★★★★☆(80点)


要約と感想レビュー

勉強の基本はくり返し

学生時代を思い出す一冊でした。学校では勉強を教えてくれますが、勉強法を学ぶにはこうした本を読むか、塾の先生に聞いてみるしかないのでしょう。勉強の基本となるのは、やはり「くり返し」です。プラス効率的に覚えるためのごろ合わせや、問題集を繰り返すなどの記憶法で補強するというイメージです。


著者の場合は、一つの問題集を全問暗記するくらいまでくり返し、その後、同じテーマの問題集を3~4冊解いていたという。最終的に、興味を持って深く理解することができれば、完璧でしょう。


「毎日20問ずつ解いていきましょう」・・「ちょっとずつ」であれば、行動力が出てきます。(p30)

記憶法も活用

さらに、この本では、大きな声を出す、暗記モノは拡大コピーする、グループ分けすると記憶に残りやすいなど私も知らなかったアイデアがありました。記憶法については広く網羅しており、買って損のない一冊だと思いました。


なお、こうした記憶法は人それぞれですから、いろいろ試してみて自分に合った記憶法を確立していただきたいと思います。


私自身覚える際には大きい声をとり入れています。こうすると、理解がさらに深まり、また記憶への定着もよくなるようです(p33)

自分を追い込む

著者は、模試を受けるなど、勉強の必要性を強く感じる状況に自分を追い込むようにしていたという。また、小学校のときは、「この問題を解けば、ウルトラマンの番組が見られるぞ」と、「ウルトラマン」を見るために頑張っていたという。


学生さんだけでなく、資格を狙う社会人にもお薦めします。★4つとしました。


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この本で私が共感した名言

・物理の法則だったり、世界史の出来事だったりを「腑に落ちる」というレベルまで理解していなければ、丸暗記をくり返したところで決して成績は上がらない(p37)


1日15分の「書き写し」で文章嫌いを克服・・・文章自体を書くことが苦手な人は、「小説や評論文を書き写すこと」を勉強に加えてみましょう。(p126)


▼引用は、この本からです。
東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法
吉永 賢一
中経出版
売り上げランキング: 615


【私の評価】★★★★☆(80点)


目次

第1章 「覚える」「わかる」で知識を確実にインプットする!
第2章 高速アウトプットで、無意識レベルの知識にする!
第3章 本番で確実に点数を上げるための「小技」を知ろう
第4章 「成績を下げる考え方」とは?
第5章 合格することば、不合格になることば
第6章 この心の習慣が、成功の鍵になる!



著者経歴

吉永賢一(よしなが けんいち)・・・実業家、投資家、教育者、宗教家。東京大学医学部家庭教師研究会代表。IMC株式会社代表取締役。日本メンサ会員。1971 年群馬県生まれ。1991 年東京大学理科III 類入学に伴い上京。居候生活から始め、学費捻出のために家庭教師のほか、10 種以上の職業を経験、生きる道を模索する。2005 年東京大学医学部医学科退学。NHK BS2、TBS テレビ、テレビ東京、ラジオ日本などに出演。現在は、年間の3ヶ月程度を海外で過ごし、セミナー開催、インターネット上での『投資入門』『東大記憶法』『Super Fast English!』等の各種教材販売、テクニカルトレードのツール開発・販売などを行っている。また、2019年には、宗教団体の運営も開始した。


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