「東大家庭教師が教える頭が良くなる記憶法」吉永 賢一
2009/08/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
因果関係を使って覚える
家庭教師が教える記憶術です。体系的ではありませんが、実践的な記憶法を網羅していると思いました。記憶法は人それぞれ合う合わないがありますので、多くの記憶術で合うものを活用していけばよいのだと思います。
私が気になったのは、拡大コピーで覚える、「枠」で囲むなど私の知らない技術があることでした。記憶を助けるために、何かに関連付けたり、グループ分けするのですが、細かい自分なりのテクニックがそれをサポートするのでしょう。
因果関係を使って「奥羽山脈→北上川→仙台平野→石巻」「越後山脈→利根川→関東平野→銚子」・・・というグループをつくり、ひとまとまりで覚えていくのです(p60)
ルールやストーリーを使って覚える
単純に覚えるのではなく、ルールやストーリーと結びつけることが大事だとわかりました。例えば、「ルール」なら著者は「音読みが「ハ行」だと点を打つ」つまり、「薄(はく)」「縛(ばく)」「簿(ぼ)」「敷(ふ)」は「点」を打ち、「恵(けい)」「穂(すい)」は「点」を打たないなどと覚えているという。
また、ストーリーで人の名前を覚える場合は、名前をその人の「顔」を連結させるという。例えば「竹村さん」は「竹の木」をイメージして、「村」は「田んぼの広がる昔ながらの田園風景と連結させるというのです。
記憶術の本については、やはり人によって若干の差はありますが、5,6冊読めば記憶術の全体が見えてくるはずです。5,6冊の一冊に加えたい一冊でした。本の評価としては★3つとします。
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この本で私が共感した名言
・記憶において大切なのは、次の3つの要素です。1つなげる 2またやる 3外に出す(p40)
・何を覚えるかあいまいだと、結局、覚えられません・・・「ここは覚える」「ここは覚えない」と決めることが大切です(p44)
▼引用は、この本からです。
中経出版
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
第1章 頭が良くなる記憶法とは?
第2章 「つなげる」「またやる」「外に出す」で覚えられるようになる!
第3章 記憶力が良くなるさまざまなテクニック
第4章 あらゆる場面で使える「イメージ変換」の記憶法
第5章 記憶力が良くなる緊張度のコントロール
著者経歴
吉永賢一(よしなが けんいち)・・・実業家、投資家、教育者、宗教家。東京大学医学部家庭教師研究会代表。IMC株式会社代表取締役。日本メンサ会員。1971 年群馬県生まれ。1991 年東京大学理科III 類入学に伴い上京。居候生活から始め、学費捻出のために家庭教師のほか、10 種以上の職業を経験、生きる道を模索する。2005 年東京大学医学部医学科退学。NHK BS2、TBS テレビ、テレビ東京、ラジオ日本などに出演。現在は、年間の3ヶ月程度を海外で過ごし、セミナー開催、インターネット上での『投資入門』『東大記憶法』『Super Fast English!』等の各種教材販売、テクニカルトレードのツール開発・販売などを行っている。また、2019年には、宗教団体の運営も開始した。
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