「フーゾク儲けのからくり」岩永 文夫
2009/10/08公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(76点)
■この手の業界には、とんと縁のない本のソムリエですが、
これまで読んだフーゾク関係の本としては、この本が
もっとも詳しいものだと思いました。
淡々と、お店の種類、料金構成、営業時間、
給料、開業資金、損益分岐点、
お店の運営まで詳しく書いてあります。
お店の取り分、女の子の取り分など
内部に入らないとわからないことだらけで、
業界に入ったような気分になってしまいます。
■フーゾクとは裏の世界ではあるが、
一つの文化なんだ、という
著者の思いが伝わってくるような一冊でした。
真面目なフーゾク研究本として、
★3つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・日に三箱喰ったり見たりしたり也・・・
1800年代・・・当時の庶民のお金の
もっとも流れてゆく行先が三ヶ所ある・・・
"喰ったり"の魚河岸・・・
次が、"見たり"の芝居町・・・
そして三箱目の行先が、
"したり"の吉原の遊廓なのだ。(p3)
・ソープランドにくる客、それも広告を見てくる客の
過半数はインターネットを見ての客だという。
いや、それ以上、おそらく七~八割がネット系の
広告の客だと極論するムキもある(p48)
▼引用は、この本からです。
フーゾク儲けのからくり―欲望産業の原価がわかる本 (ワニ文庫)
posted with Amazonアソシエイト at 09.11.02
岩永 文夫
ベストセラーズ
ベストセラーズ
【私の評価】★★★☆☆(76点)
読んでいただきありがとうございました!
いつも応援ありがとうございます。
人気ブログランキング
に投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 44,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|一日一冊:今日の名言
コメントする