「ブッダの集中力」アルボムッレ・スマナサーラ
2009/08/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★☆☆☆☆(56点)
要約と感想レビュー
テーラワーダ仏教の長老が教えてくれる幸せの秘訣です。
集中力についての本でしたが、私には集中力と、書いてあることとの関連性が理解できませんでした。翻訳の影響でしょうか。
この本で繰り返しでてくるのは、マインドコントロールという言葉です。マインドコントロールされないように気をつけましょう、ということです。
・宗教も同じです。とにかく信者さんを管理しよう、マインドコントロールしようとします。・・・信仰によってこころを鍛えるための組織ではなく、人を管理することで自分や自分の家族が幸せになることが目的にあります。日本の新興宗教には、よく見られるケースです。(p81)
著者は、こころを鍛えることが、幸せに生きていくためには必要であるとしています。宗教もマインドコントロールのためではなく、自分の心を強くするために使うべきなのでしょう。
大切なことが書いてあるように感じるところもありましたが、うまく伝わってきませんでした。本の評価としては★1つとしました。
この本で私が共感した名言
・こころを強くして「きのうよりきょうのほうが善い人間になろう」と思って生活するべきです。また、幸福になるためには、知識や智慧も開発しなくてはなりません(p131)
・勉強の本を読むときに、わざと楽しくするのです。「いま、楽しく数学の本を読んでいるのだ」「楽しく問題を解いているのだ」「フランス語に挑戦していて、楽しくてたまらないのだ」などと思えるようにします(p152)
・「楽しい、楽しい」とたくさん感じていると、単なる感覚的な楽しさを超えて、身体への作用にまでなり、病気が減ったり、老けるスピードが遅くなったりするのです(p162)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★☆☆☆☆(56点)
著者経歴
アルボムッレ・スマナサーラ・・・スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年生まれ。13歳で出家得度、国立ケラニア大学で仏教哲学を教える。1980年に国費留学生として来日。2005年日本大サンガ主任長老に任命される。現在は、日本テーラワーダ仏教教会の長老として伝道と指導を行う。
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