「母性の経営」久野 康成、井上 ゆかり
2009/07/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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■最近、コーチングを受けている人が増えてきたようですが、
会社でもコーチを雇う時代が来るのかもしれません。
この本では、会社にセラピストを導入して、
カウンセリングしたらどうなるのか?
ということを小説形式で教えてくれる一冊です。
■この本のなかでは、上司、部下、女性社員などを
女性セラピストがカウンセリングしていきます。
結果はすべてハッピーエンドなのですが、
途中、紆余曲折もあり、
それが現実に近いのでしょう。
■この本を読んで、
会社もコーチ(この本ではマネジメントセラピスト)を
雇う時代が近づいていることを感じました。
一人雇えば、一日4人コーチングするとして、
一週間に20人。2週に一回コーチングするとすれば、
50人規模の会社なら導入できるはずです。
書籍としては、人の話を聞くことから、
働く人の心のケアの大切さがわかる一冊ですので、
★3つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・人間は、自分の話を真剣に聞いてくれる人が好きなんだ・・・
コミュニケーションの目標を、
信頼関係を築くことに設定しておかないと、
ただの会話・・・で終わってしまう。(p73)
・私はクライアントの社長に、
どのような社員教育を
しているのかを尋ねました。
その答えは毎日、10分間、
朝礼で3分間スピーチを実践している、
というものでした(p218)
・成功者とは、
社会に価値を与え続けている人(p235)
▼引用は、この本からです。
出版文化社
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女性としてキャリアを考えなおしました!
現代社会に生きる経営者、ビジネスマンにお勧めの一冊
すばらしい
読みやすさだけではない奥深さがある!
【私の評価】★★★☆☆(72点)
■著者経歴・・・久野 康成(くの やすなり)
(株)東京コンサルティングファーム代表取締役
1965年生まれ。90年青山監査法人入所。
98年久野康成公認会計士事務所を設立。
営業コンサル、IPOコンサルを行う。
■著者経歴・・・井上 ゆかり
(株)人財開発 組織心理コンサルタント
大学卒業後、(株)人財開発に入社し、
社員のカウンセリング、教育コンサルを行う。
読んでいただきありがとうございました!
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