「ホンダ 常勝のSED会議―アメリカ制覇の秘密」大塚 英樹

【私の評価】★★☆☆☆（67点）

要約と感想レビュー

　ホンダは米国の会社といっていいほど、米国への販売に依存しています。５０％以上は米国での販売です。そうしたアメリカでの基礎を気づいたホンダマンは米国で苦労してきました。その苦労がわかる一冊です。

　成功したホンダといっても、社内ではいろいろ困難があったようです。やはりポイントは米国進出にあたり、商社を使わなかったこと。自ら試行錯誤しながら、慣れない米国で苦労したホンダマンに敬意を表したいです。

この本で私が共感した名言

・レンタカーに卸売りしないホンダのクルマはリセール・バリューが高く、ホンダ・チャンネルは、他のディーラーが羨むような高い利益構造になっていた（ｐ67）

・何事も調子に乗ったときが一番滑りやすい。うまくいっているときこそ慎重にやらなければいけない（ｐ121）

・『営業というのは、お客さまのそばにいて、お客さまに商品をどういうふうに使っていただき、どういう評価をいただいているのか、あるいはお客さまの気持ちはどうかを、販売店と一緒につかむのが仕事だ。その営業が、どこかの調査会社に頼んで、マーケットリサーチをするなど、そんなバカなことをやってどうするのか』（藤澤武夫）（ｐ155）

▼引用は、この本からです。

【私の評価】★★☆☆☆（67点）

著者経歴

　大塚 英樹（おおつか　ひでき）・・・1950年生まれ。テレビ朝日ディレクターなどを経て1983年フリーランス記者となる。
　

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