「できる子にする「賢母の力」」木下 晴弘
2009/04/25公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
■木下さんは子どもを教える塾講師ですが、
子どもの「親」の教育の大切さを痛感し、
この本を書かれたようです。
親といえども、
親としての経験は初めてですから、
親としての勉強が必要なのです。
■まず、親の役割を考える時に大切なのは、
自分の子どもをどうしたいのか
ということです。
本当は、自分の子どもを愛していて、
幸せになってほしいと思っているのに、
「ゲームする前に宿題しなさい!」
「早く宿題しなさい!」
とガミガミ言ってしまう。
■木下さんは、親の思考を
次のように分解します。
勉強する
↓
いい環境の学校に入る
↓
いい友達を持つ
↓
いい影響を受け、いい人間になる
↓
幸せになる
「勉強しなさい!」という親の声は、
「幸せになりなさい!」ということなのです。
しかし、子どもにそれが
伝わっているのでしょうか。
こうしたことを、
子どもに伝えていくことが大切だと
木下さんは考えています。
・「あなたは必要とされている」をうまく伝える(p40)
■木下さんの考え方は、
勉強か遊びか、ではなく、
勉強も遊びも、という考えです。
勉強も遊びもやっていく。
特に勉強については、
興味を持たせるように仕向けていく。
ただし、「読み・書き・計算」という基礎学習は、
強制的に詰め込む必要があるようです。
・興味を示さなかった子にも、
必要最低限の学習は強制的にやらせることが必要・・・
「読み・書き・計算」これだけです。(p127)
■かなりレベルの高い本でした。
とはいえ親の役割とは、上司の役割と同じで、
伝えるに伝えにくいものです。
しかし、この本はそうした学びにくい親の役割を
学ぶきっかけを与えてくれる一冊です。
本の評価としては★3つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・家庭理念(p84)
・あなたの言う『幸せ』とは、どんな状態ですか?(p17)
・一度口にしたことは
どんなことがあっても実行しなければならないのです(p107)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
■著者経歴・・・木下 晴弘(きのした はるひろ)
1965年生まれ。銀行に就職するが、進学塾講師の
充実感が忘れられず、退職して塾講師となる。
2001年、株式会社アビトレを設立。
「感動授業開発セミナー」「保護者の魂を揺さぶるセミナー」を開催。
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■関連書評■
a. 「ココロでわかると必ず人は伸びる」木下晴弘
【私の評価】★★★★★
b. 「涙の数だけ大きくなれる!」木下 晴弘
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