「図解スーパー実用記憶術」藤本 忠正
2009/03/04公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(76点)
■後天性記憶障害の著者が教えてくれる
記憶術の手法とその解説です。
■著者は記憶障害ですので、
記憶力が普通の人ほどありません。
しかし、驚異的な記憶力を持っているのは、
自分で記憶するための技術を研究し、
訓練しているからです。
■一例を見てみましょう。
物が散乱している部屋で、その部屋の配置を
記憶することにします。
この部屋の南側にソファがあったとします。
これを暗記する場合、南とソファを結び付けます。
南国にいるように悠々とソファの上でリラックスしている
自分をイメージするのです。
・「時計」を「タンス」の上に移したとします。・・・
「タンスを売ろうとしている店主が、
アラームを設定してある時計をタンスの上に置き・・・タイムサービス
として、時計付きのタンスを超格安で売っていたところ・・・(p37)
■ゴルフをする人は、
ゴルフをした後で、その日のホールごとの
スコアを暗唱することができるはずです。
これは、体感したゴルフという物語を
イメージとして思い出すことができるから
でしょう。
著者は、実際にゴルフはしませんが、
イメージの中でゴルフのような物語を
作り上げているのです。
■この本には、こうした記憶の手法が
たくさん掲載されています。
自分はどうも記憶力が・・・、
という方は一読してみてはどうでしょうか。
記憶力の問題ではなく、記憶しようとする
努力の問題ということがわかると思います。
本の評価としては★3つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・15ケタ「以上」の数字の瞬間記憶の場合でも、
必ずと言っていいほど「4ケタ」の数字を1つの単語として
組み立てて記憶するという手法を取っています(p120)
・英単語の「lawyer(弁護士)」を覚える場合・・・
lawyerの発音から「牢屋」を連想・・・
「いかに切っても切れない関係に持ち込めるか」が
記憶の結果を左右する最大のポイント(p157)
▼引用は、この本からです。
アスペクト
売り上げランキング: 13671
まどろっこしいかな?
旋風を巻き起こすインド式計算法、奇跡を生み出すスーパー記憶術
発想がすばらしい!実用という名はまちがいではない
理にかなっていて、記憶術の真髄を見せ付けた一冊と言えよう
【私の評価】★★★☆☆(76点)
■著者経歴・・・藤本 忠正(ふじもと ただまさ)
1967年生まれ。
幼少のころ後天性記憶障害を患いながらも
独自の記憶術を開発し、中学・高校時代は学年1位。
2006年記憶力日本選手権大会優勝。
2007年記憶力日本選手権大会準優勝。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 40,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする