「いつも「結果が出せる人」の仕事術」本田 有明
2009/01/12公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(79点)
■組織に入ると、部下の立場、上司の立場と
あなたは様々な立場で仕事をすることになると思います。
そうしたときに、それぞれの立場で、
相手とコミュニケーションを取りながら仕事をするのですが、
その時に、気をつけたい点をまとめた一冊です。
・上司はこうしたツボをよく心得ていました。
挑戦してできなかったり、しくじったりしたことには寛大でしたが、
やろうとしなかったこと、いわゆる「不作為の罪」には
ひじょうに厳しい人でした。(p122)
■人材系のコンサルタントだけあって、組織でのコツを
よく知っているな、という印象でした。
たとえば、目立つ部下より、
手間がかからない部下を注意しよう、などとは
経験がないとわからないことでしょう。
・職場には、不満や文句をせっせと言ってくる人もいれば、
しょっちゅう溜め息ばかりついている人もいます。・・・
むずかしいのは、文句も言わず溜め息もつかず、そのため
どんな状況なのかつかめない相手のほうです。(p136)
■この本の素晴らしいところは、
各項目で必ず元となった著者の経験が
説明されているところです。
この著者の経験のところだけで、
この本を買う意味があるのでしょう。
・「いずれあなたも、この部署で重責を担うようになるでしょう。
そう期待しています。かりにいまその立場にあったとしたら、
こういう問題をどう解決しますか」(p189)
■欲を言えば、「それはわかっているけど、できないんだよ」
という人に対して、掘り下げて説明したりすると
もっと面白くなる一冊かもしれません。
読んでいて、「そうだよね」と納得できる一冊でした。
本の評価としては★3つとします。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・私の部下にひとり、問題意識がひじょうに高い人物がいました。
・・・なぜこれが必要なのか。なぜ別のやり方をしないのか。
(p56)
・「倉庫の親分」といわれる人がいました。・・・もの静かで控えめな
性格でしたが本の扱いになると人格が一変・・・「あんたも、自分が
つくった本なら、もっと愛情を込めて大事にしなけりゃ駄目だ」(p131)
・憎まれない「すっぽん」になれますか?・・・
自分に落ち度があったと悟ったときは素直にそれを認め、
「失礼しました」と頭を下げたこと。相手から知恵を
授けられたときは、その場でメモするほど向上心があった(p163)
・人に花をもたせることのできる上司は、自分自身、
花のある人だということができます。(p199)
▼引用は、この本からです。
PHP研究所
売り上げランキング: 357658
【私の評価】★★★☆☆(79点)
■著者経歴・・・本田 有明(ほんだ ありあけ)
1952年生まれ。
日本能率協会で経営本部、情報開発本部歴任。
1996年にコンサルタントとして独立。
能力開発、経営教育の分野で講演、執筆を行う。
─────────────────
■関連書評■
a. 「上司の急所」加納 光
【私の評価】★★★★☆
b. 「仕事の急所」加納 光
【私の評価】★★★★☆
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 40,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする