「脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める」築山 節
2008/11/06公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
要約と感想レビュー
脳の特徴を説明しながら、人生のコツを教えてくれる一冊です。アウトプットを前提とすると記憶しやすい、言語化してはじめて理解するなど、これは人間の特性なのでしょう。
・出力してはじめて自分の脳を通したことになる(p98)
書き出すことで頭の中か整理されるなど、あえて脳に関連させなくても人生で必要なコツでした。メモして脳に保管されやすくしておきましょう。
この本で私が共感した名言
・脳も筋肉と同じように、使えば疲労します。・・・同じ状態で、同じようなことを考え続けていると、いろいろなことに脳を使っているときより、早く疲れる。(p39)
・「○○君、午前中の予定はどうなってる?」・・・そういうときには、部下の予定を知りたいから聞いているのではなく、本人の口から予定を出力させるために質問している(p46)
・問題を「見える化」するもっとも初歩的な技術は、紙に書き出すことです。・・・たとえば、「同僚に批判的なことを言われた。メールで反論しておきたい」などという問題は、言語化した時点で、自分でも馬鹿馬鹿しくなってしまうと思います。(p65)
・今すぐ解決できる問題は、解決して消す・・・特に重要な問題を選び、赤色のペンで囲む(p68)
・本や資料を読む場合でも、・・・読んでいる最中か読んだ直後に、キーワードをメモしておくことが有効だと考えられます。(p116)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
目次
第1章 前向きな自分をつくる
第2章 思考の整理術―計画・実行力を高める
第3章 記憶を強化する技術
第4章 アイデアを生み出す技術
第5章 気持ちの整理術
著者経歴
築山節(つきやま たかし)・・・財団法人河野臨床医学研究所理事長。1950年、愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。医学博士。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長、河野臨床医学研究所附属第三北品川病院長を経て現職。脳神経外科専門医として数多くの診断治療に携わる。92年、脳疾患後の脳機能回復を図る「高次脳機能外来」を設立。
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