「脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める」築山 節
2008/01/22公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
要約と感想レビュー
脳神経外科の先生が、脳の視点から自分の能力を高める秘訣を解説してくれる一冊です。みなさんも知っていると思いますが、脳も筋肉と同じように使うことによって、脳力を高めていくことができます。
・私の外来ではよく、新聞のコラムを「書き写す」「音読する」「中に出てきた単語を思い出して、できるだけたくさん言ってもらう」というトレーニングを行ないます。(p112)
さらに、脳を活性化させるためには、早寝早起き、太陽の光を浴びて、規則正しい生活、脳を使う、適度な運動など、よく言われる健康的な生活がいいとのことです。
このように、お医者さんの視点から見ることで、よくある健康法が説得力あるものとなっていました。健康法は理解しているものの、なかなか実行できないんだよな~という人にはピッタリでしょう。常識的な内容でしたので、★2つとしました。
この本で私が共感した名言
・男性にとっても、女性にとっても、毎日の家事を意識してこなすことは、脳の働きを高めるためにとても良いことです。(p69)
・寝る前に情報を蓄え、アイデアを大ざっぱにでも考えておくと、寝ている間に思考が整理され、翌朝、アイデアがすっきりとまとまっていることがあります。(p177)
▼引用は、この本からです。
日本放送出版協会
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
目次
生活の原点をつくる―脳を活性化させる朝の過ごし方。足・手・口をよく動かそう
集中力を高める―生活のどこかに「試験を受けている状態」を持とう
睡眠の意義―夜は情報を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を利用しよう
脳の持続力を高める―家事こそ「脳トレ」。雑用を積極的にこなそう
問題解決能力を高める―自分を動かす「ルール」と「行動予定表」をつくろう
思考の整理―忙しいときほど「机の片付け」を優先させよう
注意力を高める―意識して目をよく動かそう。耳から情報を取ろう
記憶力を高める―「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書こう
話す力を高める―メモや写真などを手がかりにして、長い話を組み立てよう
表現を豊かにする―「たとえ話」を混ぜながら、相手の身になって話そう
脳を健康に保つ食事―脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がけよう
脳の健康診断―定期的に画像検査を受け、脳の状態をチェックしよう
脳の自己管理―「失敗ノート」を書こう。自分の批判者を大切にしよう
創造力を高める―ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにしよう
意欲を高める―人を好意的に評価しよう。時にはダメな自分を見せよう
高次脳機能ドックの検査―最低限の脳機能を衰えさせていないか確認しよう
著者経歴
築山節(つきやま たかし)・・・財団法人河野臨床医学研究所理事長。1950年、愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。医学博士。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長、河野臨床医学研究所附属第三北品川病院長を経て現職。脳神経外科専門医として数多くの診断治療に携わる。1992年、脳疾患後の脳機能回復を図る「高次脳機能外来」を設立。
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