【書評】「ラテンの秘伝書」風樹 茂
2008/08/11公開 更新
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■海外で仕事をすると、
 日本の常識は、海外の非常識であるとわかります。
 業者が、約束した時間に来ない。
 失敗は自分の責任ではない。
 商品力より、有力者とのコネで決まってしまう。
 こうしたことが、普通に起こる国がいかに多いことか・・・。
■しかし、現地の人はそれでもしっかり
 生活しています。
 思ったより、楽しく生きていたりするのです。
 自殺が3万人を超える日本より、
 人生を楽しんでいたりして・・・。
■この本では、南(ラテン)アメリカに転勤した商社マンが、
 ラテンな商社マンに成長する過程を通して、
 漫画でたのしく教えてくれる一冊です。
 ちょっとオーバーなところもあるでしょうが、
 カザフスタン駐在経験のある私も、
 「そうだよね」と思わせてくれる一冊でした。
■本当は、海外で実際に経験したほうが良いのでしょうが、
 基礎知識なしよりは、この本を読んでいたほうが、
 ショックは小さくなるでしょう。
 この本を読めば、日本は世界で異常にマジメで、親切で、頑張っている
 国であることを再確認できると思います。
 楽しく読めたので、★3つとしました。
─────────────────
 
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
  ・失敗の責任は他の人(物)に負わせろ(p177)
  ・ラテンは自分本位です。
   まずは自分ありき!(p178)
  ・小噺で場を盛り上げろ(p178)
▼引用は、この本からです。
東洋経済新報社
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 人間はどこでも一緒。
 人間はどこでも一緒。 勝ちT
 勝ちT ラテンの「本当」が知れた
 ラテンの「本当」が知れた 幸せに遠回りしていた
 幸せに遠回りしていた【私の評価】★★★☆☆(71点)
■著者経歴・・・風樹 茂(かざき しげる)
 1956年生まれ。大学卒業後、中南米専門商社を経て、
 アマゾンでの鉄道復旧工事に従事。
 その後、南米、欧州、アジアを放浪。
 帰国簿、投資・援助のコンサルタントとして30カ国現地調査。
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