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「国債を刷れ!「国の借金は税金で返せ」のウソ」廣宮 孝信

2008/05/03公開 更新
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国債を刷れ!国の借金は税金で返せのウソ

【私の評価】★★☆☆☆(63点)


■日本は国の借金は膨大ですが、
 国家としてみれば、現金を持ち、
 世界最大の債権国です。


 金融危機で全世界は混乱していますが、
 日本はその中でまだましなほうなのでしょう。


・世界最大の債権国である日本が「デフォルト(債務不履行)し、IMF管理下に陥る」・・・現実には、多国間の対外債務問題にIMFが介入することはあっても、国内通貨建(日本の場合は円建)の債務問題に対応するなど有り得ない。普通に内政干渉である。(p269)


■債権者だからこそ、IMFに資金を供給し、
 お金を貸している国家のデフォルトを防止し、
 借金取立てをIMFにしてもらうのでしょう。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・問題は国の借金が大きいことではない。GDPが伸びないこと、資産効率が落ちていることが問題なのだ(p27)


・韓国が破綻しかけた理由は、韓国政府の債務が理由ではない。多くの大企業が国内向け投資のために資金を外貨建ての借金で調達していた・・・アルゼンチンの場合は、政府自体の米ドル建ての借金が返せなくなった(p46)


・日銀の出資金(一般企業の株式に当る)の55%は日本政府が所有しているため、日銀は政府の「子会社」である。つまり、日銀がお札を刷ると、それは実質的に政府の利益になるのだ(p58)


・「カネは天下の回りもの」という発想が全く欠落している・・・エリート教育も、運悪く落ちこぼれてしまった人への援助も、両方やれば良いのだ。(p240)


▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★☆☆☆(64点)



■著者経歴・・・廣宮 孝信(ひろみや よしのぶ)

 1999年精密機器メーカー入社。
 2005年退職し、個人トレーダーとして活動。


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