「「スモールビジネス」成功のセオリー90!」射手園 達一
2008/05/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
■スモールビジネスを支援する一旗会を主催する著者が、
起業のコツを教えてくれる一冊です。
みずからも事業をしておられますので、
「頼まれることがビジネスになる、現金商売、
マネから始めよう、人をうまくつかう・・・」など
具体的な助言が得られる一冊です。
・まず成功しているところを模倣するのが効率的。
自分独自のやり方をするのは、基礎ができてから
でもかまわない(p40)
■私が、最も印象的だったのは、
アメリカではフランチャイズ事業が
多いということです。
つまりお金儲けをする近道は、
お金儲けをしたい人をサポートするところに
あるということです。
・アメリカでお金もうけをしようと思ったら、
お金もうけをしたい人々を
相手にすることだという事実でした。
雑誌に載っていた大半の広告が
フランチャイズ募集(p33)
■著者は失敗もしていますので、
ビジネスが失敗したときのことも
教えてくれます。
失敗しても死ぬ必要はありません。
困っているのは自分ではなく、
債権者なのですから。
・そもそもビジネスは
つぶれる宿命を持って誕生しており、
うまくいったらしめたもので、
つぶれたからといって何も
大騒ぎする必要はありません・・・
借金で困っているのはあなたではなく、
実は貸し手だということをお忘れなく。(p245)
■この一冊で起業のコツがわかるだけでなく、
起業したときに何が起こるのかということが
イメージできるように感じました。
やはり起業をするとき、メンターがいると
失敗の可能性を低くすることが
できるのかもしれませんね。
本の評価としては★4つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・自分の好きなこと、得意なこと、人が求めていること、
人からよく頼まれること、これらがビジネスになる(p18)
・スモールビジネスにとって最も大事なことは
「立ち上げる」ということです。
一度ビジネスが動き出せば、
何とか仕事は入ってくるものです。(p38)
・全力投球の3日で反応が出て、
3週間で結果が出て、
3ヶ月でビジネスの基礎ができる(p47)
・人を動かすには、
感謝、ねぎらい、期待、励ましの
一言が大事(p198)
・スモールビジネスは現金商売に徹しよう。
どんなにいい相手で大きな取引でも、
初期の掛売りは断ったほうが無難(p208)
▼引用は、この本からです。
光文社
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困難・苦難に待ち向かう勇気をくれる1冊
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独立開業をする前に
【私の評価】★★★★☆(80点)
■著者経歴・・・射手園 達一(いてぞの たついち)
1943年生まれ。1967年に起業し、成功と失敗を繰り返す。
1976年に渡米し、成功するも、ビジネスを乗っ取られる。
1997年にスモールビジネスを支援する一旗会を設立。
現在の本業は、ケータリングサービスと自動車アクセサリー卸業。
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