「苦手意識は捨てられる NLP脳トレーニング」梅本 和比己
2008/04/16公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(73点)
■NLP「神経言語プログラミング
Neuro Linguistic Programming」とは、
アメリカのバンドラーとグリンダーという人が、
成功している心理療法をモデル化したものです。
中身を見てみると、コーチングの技術であったり、
潜在意識の活用であったり、成功哲学系の考え方であったりして、
現代の様々な心理関係の手法をまとめたものと理解しました。
■したがって、中身としては、
良いイメージを持つ。言葉にして悩みを明確にする。
質問することで考えさせるなどと一日一冊の読者なら
よく知っているものとなっています。
・「自分の人生にとって一番大切なことはなんだろう?」と自分に問いかけ、それを明らかにし、到達したい目標を達成していくことで、自分の人生のゴールを手に入れることができるというのが、NLP(p47)
■この本の特筆すべきところは、イメージの使い方を
具体的に説明しているところでしょう。
例えば、週末セミナーがある場合、
セミナーをしている自分をイメージする。
そして、その自分にアドバイスをするのです。
さらに、過去に成功したセミナーを思い出す。
このように、自分から分離した
第三者の自分から自分を観察することで、
冷静に自分というものを見て、
対策が打てるようになるわけです。
■イメージの使い方について、
わかりやすく教えてくれる一冊でした。
実際に使えそうなので、
本の評価は★3つとします。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・人は、自分の考えを言葉にすることで、自分で自分の悩みや混乱を解決し、目標を達成するための「脳のスイッチが入る」のです。(p202)
・イメージや想像による感覚であったとしても、実際の体験と同じ感覚として味わうことができるなら、「何かうまくできたこと」「楽しい体験」の感覚を意識的に使うことで、逆に、自分の望む結果を手に入れることができる(p19)
・エリスは、「人は、出来事そのものへの直接の考えや感情を持つのではなく、考えや感情は、刺激をその人がどのように受けとめたかによって引き起こされる」と言っています。(p174)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★☆☆(73点)
■著者経歴・・・梅本 和比己(うめもと かずひこ)
1974年、(株)ライフ・サイエンス・センター入社。
1978年、(株)チーム医療設立、代表取締役。
2002年、サンタフェNLP/発達心理学協会認定トレーナー
NLPを日本に伝える活動を行っている。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 40,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|発行者の日記
コメントする