「問題解決を「見える化」する本」村上 悟
2007/12/25公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(64点)
要約と感想レビュー
人間とは頭が良いようで、悪いところがあります。なにか問題があることがわかっていても、それがよく分かっていないということがあるのです。そこで、問題を見える化してみましょう。
問題とはジレンマがある状態です。行動する、行動しないというジレンマがあった場合、それぞれに理由となる本音の要望があるはずなのです。これを書き出すのです。そうすると解決策が見えてきます。つまり、これは問題解決するための考える方法なんですね。
TOCでは、対立解消図(クラウド)と表現しており、対立を見える化することで、関係者の知恵を集めることができるのです。最終的にはこうしたジレンマを同時に解消できる打ち手を考え出します。対立を直視して、よりよい結果を生み出す方法を考えるのです。
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「それができたら苦労はしないよ」と思うかもしれません。これは空飛ぶブタ(flying pig solution)と言われます。現実ではブタは空を飛びません(p87)
・まずは解決のアイデアをたくさん出す(p85)
・たくさんの問題が因果関係でつながっていることを確認する(p70)
・3つの質問
1 何を変えるか?(What to Change)=過去を知る
2 何に変えるか?(What to Change to)=今を知る
3 どのように変えるか?(How to Change)=明日をひらく(p13)
【私の評価】★★☆☆☆(64点)
目次
第1章 なぜ、問題が解決できないのか
第2章 過去を知る/何を変えるか?
第3章 今を知る/何に変化させるか?
第4章 明日をひらく/どうやって変化を起こしていくか?
第5章 「生活習慣病」を克服する思考プロセス
著者経歴
村上 悟(むらかみ さとる)・・・ゴール・システム・コンサルティング株式会社 代表取締役。日本TOC推進協議会 理事長。TOCICO認定プラクティショナー(コンサルタント)。1959年生まれ、大手製造業にて経理・原価計算を担当、社団法人日本能率協会に入職後、株式会社日本能率協会マネジメントセンターTOC推進部を経て、2002年9月より現職。
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