「サクセス・スパイラル―結局、成功するお試し3点セット」ハイブロー武蔵

【私の評価】★★★★☆（82点）

要約と感想レビュー

　あやしげな色と手帳のセットでちょっと引いてしまう一冊ですが、内容はかなり引き込まれました。なぜなら、著者自身が、この方法で３２歳で就職し、３５歳で部長。３７歳で専務。４２歳で社長になってしまったのです。（いったいどんな会社？）

・１　なりたい自分の「イメージ」をつくる
　２　なりたい自分になるための「目標」を紙に書く
　３　「目標」に向かって目の前の仕事を毎日「工夫」する（ｐ18）

　これだけで！？と思われた方もいると思いますが、楽しく仕事をする自分のイメージを作って、書いたことで、バリバリ楽しく仕事ができたそうです。仕事が楽しければ、出世もするはずです。

・私は３２歳でやっとわかった。「楽しくなけりゃ、いけないよ」と。（ｐ3）

　ハイブロー武蔵さんは、非常な読書家です。そして、読書をする理由は、「なりたい自分のイメージ」を構築するためだそうです。先人の例があれば、なりたい自分も考えやすくなるのでしょう。

・本を読むことは、本当の自分の心、なりたい自分、こうありたい自分の方向性を問うこと。だから「イメージ」も自分にふさわしいものが選べる。（ｐ62）

　なんだか自分もできそうだな～♪と思わせてくれる一冊でした。手帳付きで怪しさいっぱいですが、本の中味はしっかりしています。★４つとしました。

この本で私が共感した名言

・これだけは忘れないで！「みんなのため」「おもしろい」「カンタン」（ｐ33）

・私は「目標」を決めて、紙に書くとき「生涯の目標」「三年目の目標」「一年の目標」の三つに分けている。（ｐ107）

・松下幸之助は、自身の成功の理由を「運に恵まれていた」と語っている。・・・幼くして家は没落。父母、兄弟はみんな早くに死んでいる。そのうえ、自分の子（長男）も一人失っている。それでも、自分は「運がいい」と信じ込んでいた。（ｐ141）

▼引用は、この本からです。

【私の評価】★★★★☆（82点）

著者経歴

　ハイブロー武蔵（はいぶろーむさし）・・・1954年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。司法試験をあきらめ、海外ビジネスにたずさわった後、総合法令出版の前社長であり、親会社の総合法令の社長でもある仁部亨氏のペンネーム。現在はビジネスエッセイストとして活躍。

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