「ムカつく相手にガツンと言ってやるオトナの批判術」バルバラ・ベルクハン
2007/04/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
要約と感想レビュー
アサーションという言葉があります。感情的にならず、自分の言いたいことを伝えるということです。例えば怒ったときは、感情的にならずに、ののしったりせず、ごく簡単な言葉で怒りを伝えます。「いま、私はとても腹が立ってて、我慢がならないの」「私は約束を守ったのに、あなたは守らなかったので頭にきている」というかんじです。
国際関係ではありませんが、職場や家庭で、言いたいことが言えないことはあるものです。そうした時にこのアサーションの技術が使えます。
また、質問して相手の話をじっと聞くことも大事です。何も口をはさまず、ただ聞くのです。自己弁護をせず、相手が何もかもそこに放り込める大きなかごが目の前にあるつもりで話を聞くのです。
「どうすれば事態を改善できるのでしょうか?」「どうすればいいか、何かアイデアがありますか?」と聞くことで、相手から、役に立つ情報を得ることもできます。聞くことで相手の情報を収集するということなのです。
ただし、アサーションはあまり家庭では使わないでください。家では、「はい、わかりました」これが幸せの秘訣です。
この本で私が共感した名言
・ご両親の口を塞ぐことはできません。ですから、あなたは意見に耳を傾け、ただこう言えばいいのです。「ありがとう、いろいろ心配してくれて」(p148)
・ムッとするようなことを言われたら・・<やまびこトーク>はごく簡単です・・・「君は本当にくだらない話ばかりするんだね」・・「くだらない話って何を指しているんですか?」(p160)
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
読んでいただきありがとうございました!
目次
第1章 批判(フィードバック)する
第2章 批判(フィードバック)される
著者経歴
バルバラ・ベルクハン・・・1957年生まれ。ハンブルク大学で教育学と心理学を専攻。20年以上にわたりコミュニケーションのトレーナーとして活躍している。自信を持って、人とうまく気持ちを通わせることのできるコミュニケーション術を提唱
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