「あなたから買いたい―驚くほど、「お店の売上」がアップする「達人接客マニュアル92ケ条」」加納光
2006/11/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(91点)
●接客を学ぶための
決定版ともいえる一冊です。
そのポイントは、
「達人に学ぶ」ということです。
・困っていた人達は、不思議と商売上手な人になった。(p5)
●「達人に学べ」というだけあって、
内容のほとんどは達人のコトバであふれています。
達人のコトバは、抽象的なのですが、
心に届くんですね。
・ニコニコ笑ってゴキゲンと一緒に分ければ良いの・・・あなたは元気を配るの。元気を配るから気配りっていうのよ・・・」(p156)
●やはり接客の要諦は、
お客様が喜ぶこと、
驚くこと、
そして感動することを
贈り出せるかということでしょう。
そして、それを当たり前に、
すべての従業員が
継続して実行できる文化が必要となります。
・フルネームを覚えるには、どうしたら良いのか?前回、お話をした内容を覚えておくにはどうしたら良いのか?前回、何をお買い上げになったかを覚えておくには?」達人達は、お客様とのやりとりをいかに覚えるかに懸命になっている。(p63)
●著者の体験をリアルに再現することで、
著者の学びの場を、
私たちも経験することができる一冊となっています。
これほど読みやすい本もないでしょう。
接客業の人だけでなく、すべての人に読んでいただき、
ニコニコする人が増えるといいな~と感じました。
★5つとします。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ディスにーランドでは「相手がよろこぶことをする」とは言わず、「妖精の粉をかける」と言うのだそうだ。(p37)
・お客さんって助けてくれそうもない人には絶対に苦情なんか言わないんだよ。絶対に言わないんだから・・・だからね苦情を言われるようになったら一人前なの。」(p52)
・責任者の気持ちは、瞬間でお店全体に伝染する(p143)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★★ (91点)
■著者経歴・・・加納 光
1958年生まれ。
某百貨店に勤務ののち1998年に独立。
企業の販売戦略を支援する「コンセプトワーク」を設立。
2001年より「商売道、伊吹流」の師範として活躍。
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