【私の評価】★★☆☆☆(67点)
●『なりたい自分になる』ということは、
一つの成功ともいえるでしょう。
この本では、自己洗脳によって『なりたい自分になる』
方法が書かれてあります。
●その方法は、なりたい自分のイメージをかぎりなく
確信にまで強化することです。
(本書では、大いなる勘違いという表現を使っていますが)
●強化する手法では、二つ印象に残りました。
ひとつは、イメージと現実を結びつけるという手法です。
たとえば、テニスで優勝するイメージを強化するためには、
「優勝のとき、今はいているシューズをはいていこう」
と考えるのです。
・「一部上場したときは今着ているこの服を着よう」(p130)
●もう一つは、過去の成功体験を
モノに貼り付ける方法です。
たとえば、この絵具を使うとスキー大会で優勝したとき、
この絵具を使うと彼女と付き合いはじめたときの
うれしい気持ちが思い出されるように、
絵具と成功体験を結び付けます。
そして、そうした結びつけが強固になった段階で
絵具を使って『なりたい自分』のイメージを描きます。
つまり、その絵具を使って
『なりたい自分』のイメージを描くことで
"なりたい自分のイメージ"="気持ちのいい成功体験"となり
イメージが強化されるわけです。
●ある人が、人を育成するためには
成功体験を繰り返し経験させるとよいと言っていましたが、
成功体験があれば、容易に成功イメージを
持てるということでしょう。
●ポイントが分散されて、わかりにくいところがある本ですが、
イメージ強化の手法は使えそうなので★2つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・映画、テレビ、報道、連ドラにCM、すべてが洗脳技術に
なりえます・・・メディアを通すと、
トランス状態になりやすいのです(p49)
・実際に報道されるものというのは記者が
手に入れた記事のほんの数パーセントにすぎません。
そこで、見せないという洗脳が
報道というレベルで自然と行われています。(p58)
・占い師を例に出せばわかりますが、
成功している占い師というのは、「脅し屋」です。
「あなたの墓はとんでもないです」
といって墓石を売りつける人が多いのです。
脅しがうまいわけです。
伝統的な催眠術では驚愕法といわれていますが、
強烈なトランスになります。(p90)
▼引用は、この本からです。
フォレスト出版 (2006/07/07)
【私の評価】★★☆☆☆(67点)
■著者紹介・・・苫米地 英人
1959年生まれ。脳機能学者・計算言語学者。
イェール大学認知科学研究所研究員、カーネギーメロン大学研究員、
徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長。
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