「ペイ・フォワード」キャサリン・ライアン・ハイド
2006/08/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
●カリフォルニアの小学校で、
生徒に宿題が出されます。
・「世界を変える方法を考え、
それを実行しよう」(p57)
その授業を受けたトレヴァー少年は、
「自分が3人によいことをする、
そして、その3人がさらに他の3人によいことをする、
そして、さらにその3人が・・・」こうした計画を実行しはじめます。
・「人の意志に任せた親切運動ね」
そう言った婦人の言葉に、
トレヴァーは首を振った。
この計画は、
人の意志に任せたものではあり得ない。
これはきちんと構成された計画であり、
だからそこ利点があるというのだ。(p94)
●はじめは、普通の生活に戻りたい路上生活者に、
新聞配達で稼いだお金を渡して、
更正の援助をすることにしました。
彼は、その金で、服を買い、
面接を受け、仕事をはじめました。
しかし、彼は最初の給料をもらうと、
また麻薬に手を出してしまいます。
●また、近所のおばあさんの
庭の手入れを手伝うこともはじめました。
身体の自由がきかないおばあさんのために
庭の手入れをしてあげたのです。
しかし、となりのおばあさんも、
病気で亡くなってしまいました。
●このように失敗に終わったかと思われた
この計画は、
ひそかに広がっていたのです。
最近、ギャングの殺し合いが
減っている!?
なんとギャングの間に
ペイ・フォワード運動が広がっていたのです。
●この事実が、テレビで放映されると
トレヴァー少年は時の人となりました。
そして、大統領と面談することになり、
ラストシーンへ。
最後は、小説にありがちな結末となりましたが、
本田健さんで有名な「ペイ・フォワード」の
原型ともいえる小説ですから、
一読の価値があると思います。★2つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・われわれはふたりとも
『夢をあきらめずに行動すれば、何が起こるか』
を示すいい例というわけだ。(p364)
▼引用は、この本からです。
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一読、及び、実行をお薦め致しますm(__)m
感動させられます!
【私の評価】★★☆☆☆(67点)
■著者経歴・・・キャサリン・ライアン・ハイド
カリフォルニア在住。小説家。受賞暦多数。
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